総合リハビリテーション 40巻3号 (2012年3月)

特集 東日本大震災とリハビリテーション

今月のハイライト
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 東日本大震災に被災された皆様に対しまして心よりお見舞い申し上げますとともに,被災地の1日も早い復旧・復興をお祈り申し上げます.そして,震災以来,被災地の診療や後方支援に尽力されている先生方に心より敬意を表します.本特集では,東日本大震災に際して経験された貴重な体験や活動について各方面よりご報告いただきました.

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リハビリテーション支援に対しての事務局の活動

 2011年3月11日14時46分,三陸沖を震源とするマグニチュード9.0の大地震が発生した.直後から災害救助法に基づく超急性期におけるDMAT(Disaster Medical Assistance Team)による救命・救護の活動が開始されたが,想定以上の被災により,その後の慢性疾患管理などへの救護,廃用症候群(生活不活発病)予防への対応はなかなか充足しなかった.特に高齢者や障害者に対する生活機能の低下防止について,自立支援に向けてのリハビリテーション支援の必要性を指摘されたが,組織の混乱や社会資源の崩壊などにより困難な状態であった.

 そのようななかで4月13日,東日本大震災リハビリテーション支援関連10団体が発足した(図1).具体的な支援活動を,①避難所の支援対象者とニーズの選定,②原則,リハビリテーション関連の支援に限定して対応,③地域の諸サービス,地域支援ネットワークとの連携,④地域の諸サービス,地域支援ネットワークへの引継ぎ,⑤地域におけるリハビリテーションサービス創設の支援の5つとし,4月18日にリハビリテーション10団体事務局が発足した.事務局の活動機能は,①関連団体との連絡調整,被災地活動拠点との連携,②情報共有システムの管理,③リハビリテーションニーズの整理,支援可能地域の特定とマッチングの3つとした(図2).

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はじめに

 東日本大震災に際して,リハビリテーション専門病院が実際にどのようなかかわりをもつに至ったかは,リハビリテーション専門病院の設立基盤,立地条件,被災状態,リハビリテーションスタッフの体制などにより状況は異なった.本稿では被災地域および近隣地域に位置したリハビリテーション専門病院の災害支援活動の現状を中心に報告する.

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はじめに

 2011年3月11日午後2時46分,東北三陸沖を震源とする日本観測史上最大のマグニチュード9.0の大地震と未曾有の大津波が東北・関東地方沿岸部を襲い,筆者が勤務する宮城県リハビリテーション支援センター(当センター)のある仙台市若林区も含め,東北から関東地方の沿岸部に広範囲に渡り甚大な被害を引き起こした.

 当センターは,行政機関である身体・知的障害者更生相談所(以下,更生相談所)を核として,リハビリテーション科,整形外科を標榜する付属診療所(障害者クリニック,デイケア)を併設し,さらには宮城県地域リハビリテーション推進事業において県リハビリテーション支援センター,高次脳機能障害者支援事業において支援拠点機関に指定され,普段から障害者支援,地域リハビリテーション活動を行ってきた.

 ここでは,震災後の障害者の状況と当センターの支援活動,被災地で展開された地域リハビリテーション活動を報告する.

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はじめに

 東日本大震災ではマグニチュード9.0というわが国観測史上最大の地震が起こり,それに伴う巨大津波によって甚大な被害を受けた.福島県においては巨大津波によりすべての電源を失った福島第一原子力発電所(以下,原発)の原子炉建屋で爆発事故が発生し,大量の放射性物質が放出されるという最悪の事態が起こった1).周辺地域では同心円状の避難区域が示され,住民は避難を余儀なくされた(図)2).原発周辺の医療機関や介護施設においても,多くの患者や入所者はもちろん,医療関係者さえも緊急避難となった.地震や津波による被害でインフラの復旧が困難な状況の最中の出来事で,周辺地域はパニック状態に陥った.

 今回,筆者は原発事故関連被災地として福島県いわき市と南相馬市でのリハビリテーション支援活動を経験した.どちらの地域も原発事故による放射能が震災後の生活に大きな影響を与えたが,放射線量や避難区域などの違いによってその後の復旧に格差が生じることとなった.

 本稿では,磐城中央病院(以下,当院)および避難所,さらに他院でのリハビリテーション支援活動から,原発関連被災地において格差が生じた要因の分析と災害時のリハビリテーション関連職種の役割,今後起こりうる災害時の対策など,報告とともに考察する.

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はじめに

 2011年3月11日に発生した大地震,それに伴う巨大津波,そして原発事故は,それぞれが,また複合して人々に大きな影響をもたらした.

 栗原市は宮城県北に位置し,栗駒山から東南に広がる内陸の町である.3年前の2008年6月14日に震度6強の岩手・宮城内陸地震が発生し,被災直後およびその後長期にわたり,被災者への医療支援活動を行った.この経験をもとに,3つの市立病院では,災害に対するマニュアルを充実させ,栗原市では「災害時における要援護者の緊急受け入れに関する協定」を2010年に地域の10団体14施設と締結するなど,災害対策に努めてきた.

 今回の大地震では,栗原市は3月11日に震度7,4月7日に震度6強と日本で最大震度を記録した.地震直後には,電気,上水道などのインフラの障害が生じ,多くの栗原市民が自宅から公共施設に避難した.しかし,インフラの回復に伴い住宅に損傷を得た一部住民を除いて自宅に戻り,避難生活は2週間以内の一時的なものとなった.一方,発災から23日後の4月3日には南三陸町からの二次避難者を受け入れた.

 本稿では,栗原市における行政がとったこれら避難者への対応について,医療の分野を中心に紹介する.

巻頭言

和の心とチーム医療 小山 祐司
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 変わること,変わらないことへの喜怒哀楽が,生活のなかには満ちています.

 子どものころ,“おいしい”と家族が言っても,父は納得するまで同じ料理を作るので,今日はいったい何を混ぜるのか・・・と,台所を覗き込むことが私の癖でした.いつしか,父の料理をお裾分けしたご近所からは,思いがけない食のお返しが届くようになり,母や父が腕を振るった料理が並ぶ食卓だけは,いつも華やかで,彩り豊かに季節を感じることができました.生活に贅沢はありませんでしたが,ちょっとした祭り気分を日々味わえたものです.

講座 ポストポリオ症候群・第3回

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はじめに

 ポストポリオ症候群(post polio syndrome;PPS)は,通常通り日常生活や社会生活を送っていたポリオ罹患者が,安定した状態が10~50年続いた後で,筋萎縮,疲労感,息切れ,歩行障害などの新たな身体症状が出現する病態である.ポリオ罹患者の高齢化とともにPPS発症のリスクが高まり,高齢化に伴う新たな問題も出現している.近年,PPSの診断基準は筋萎縮や筋力低下の一次的筋症状に基づいているが1),その他の症状として耐久性低下,疲労感,筋痛,関節痛,関節変形,側彎,冷感,歩行障害など多彩である.PPSの症状と合併症を明確に区別することは困難であるが,ここではPPSの注意すべき合併症として呼吸障害と嚥下障害を中心に,診断評価のポイントと対応について概説したい.

実践講座 性機能障害・第3回

性機能障害の看護 道木 恭子
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はじめに

 性に関して話すことは難しい.患者,利用者が悩んでいることを感じながらも,プライバシーに踏み込むようで聞くに聞けず,相談されても答える自信がない.しかし,人間にとって性は基本的なニーズであり,性的な健康が阻害されることで,気分が落ち込んだり,パートナーとの関係が悪くなるなど,生活の質を低くする可能性が高い.逆に,性の健康が保持されることで,いきいきと生きる力を得ることができる場合もある.

 看護師は健康保持,あるいは健康回復に向けて援助を行うことを担うため,あえて性にもかかわる必要がある.

 性に関する問題には,身体的原因(加齢,身体疾患,薬物性),精神障害,心理的原因,社会的背景などさまざまな要因が関与しているが,本稿では,筆者が主にかかわっている脊髄障害(先天性,後天性)者に対する支援について述べさせていただく.

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要旨:〔目的〕手の外傷や手術の後に肩の運動制限や関節拘縮が生じることがあるが,そのメカニズムは未だ明らかになっていない.そこで,手関節運動時の肩関節周囲筋筋活動と肩関節安定性の関係性を明らかにする目的で,手関節運動時の肩関節周囲筋筋活動について表面筋電図を用いて検討した.〔方法〕健常男性13名を対象に,座位での肘関節屈曲90°,かつ前腕中間位を共通の条件とし,3種の肩関節屈曲角度(0°,45°,90°),および机による肘での上肢支持の有無の2条件の組み合わせによる6条件について,手関節掌背屈自動運動を行った際の僧帽筋上部線維,三角筋前部・中部,上腕二頭筋の筋活動を計測した.〔結果〕測定筋のうち上腕二頭筋のみ,肩屈曲45°位での筋活動量が肩屈曲90°位より高値を示した.〔結語〕肩関節挙上90°位に比べ45°位でより不安定となる肩甲上腕関節に対し,上腕二頭筋はその不安定な位置で,手関節運動によって起こる動揺に対する肩関節の安定化に大きく貢献していると言える.

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要旨:〔目的〕wind-swept変形(以下,WD)の予防,改善については,少数患者や短期効果の報告が多く,定量的かつ継続的な訓練による効果の報告は少ない.今回,WDを呈する本院の入院患者に対し継続的な訓練を行い,効果について検討した.〔対象〕当院に入院中の脳性麻痺児(者)のうち,腰椎側彎とWDを有する10名で,全員が大島分類はⅠ,GMFCSはⅤであった.〔訓練方法〕腰椎凸側が上の側臥位訓練を30分間と,股関節のROM訓練を左右各5分間ずつ行った.実施頻度は週1回,期間は6か月とし,その後3か月間の観察期間を設けた.〔評価方法〕WDの非対称性評価のためにGoldsmith Index(GI)を,股関節の評価のために関節可動域(ROM)を,初期から3か月ごとに計測した.〔結果〕GIの変化:全被験者の平均値が62.5から,6か月時には44.0に減少し,9か月後には47.0に増加した.初期と6か月時点との比較で有意差が認められた.ROM値の変化:風上側で外転の6か月時点,9か月時点と外旋の6か月時点に,風下側で外転と伸展の6か月時点に初期との比較で有意差が認められた.〔結論〕GIとROMの経過から,本方法は6か月以上の訓練継続により改善を期待できるが,効果は長期的とは言えず,訓練は継続し続ける必要があることを示したと考える.本方法を日常的なポジショニングに取り入れ,週1回,40分間以上の頻度で6か月以上継続することで,WDが維持・改善する可能性があると考える.

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要旨:〔目的〕生物学的製剤によりRAの疾患活動性が低下した後,関節の誤用や過用が原因で上肢の関節症状が再燃した症例を認めた.その実態を調査し,リハビリテーション介入の効果を調査検討した.〔対象・方法〕生物学的製剤使用後,関節症状が再燃した15例を対象とした.疾患活動性や疼痛,ADLの動作方法,生活状況,疾患理解度などを調査し,生活指導などのリハビリテーション介入を行い,前方視的にその効果を検討した.〔結果〕疾患理解に乏しい症例が多く,誤用(8例),過用(4例),両者(3例)により,関節症状を悪化させていた.個々へのリハビリテーション介入の結果,VAS,DAS28,HAQにおいて改善した症例を認めた.〔結語〕基礎療法やリハビリテーション介入が不十分であれば,誤用や過用による二次的障害を招く可能性があり,薬物療法が進歩する時期こそトータルマネージメントが重要である.

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はじめに

 重症心身障害児とその介護者にとって,自家用車は大切な移動手段の一つである.当科では,作業療法士が主体となって多様な個別的ニーズに応じた障害者用カーシートの作製に尽力している.今回,重症心身障害児に対し,自家用車のシートに直接取り付けが可能な障害児用カーシートを作製し,その有効性を検討したので報告する.

連載 リハビリテーション関連書類の書き方

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 補装具の医師意見書(以下,意見書)を書く前に,対象者の障害状況,生活スタイル,処方する補装具がどこで,どのように使われるのかを知ることが主治医としての最低限の責務である.そして,自分の書いた意見書が,どこで,誰が読むのか,どのように使われるのかを知ったうえで書くことが,失敗,混乱のない意見書を書くコツである.上手な意見書を書くことでスムーズに補装具が支給される一方,情報が不足し,条件を満たさない意見書は,審査の段階で混乱を招き,補装具費支給決定の遅延につながる.その結果,自分の患者が不利益を被ることを常に念頭に置いていただきたい.ここでは,補装具制度のファンドのなかで中心となる障害者自立支援法における意見書作成のポイントを解説する.

連載 汎用IT機器とリハビリテーション

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 現在の携帯電話は多機能となっており,一般の通話機能以外にもテレビ,カメラ,メール送受信,音楽プレイヤー,レコーダー,ナビゲーション装置などとしても利用できるほか,クレジットカードや定期券の代替としても利用できる機種も存在する.近年はインターネットと親和性の高いスマートフォンが飛躍的に市場に広がっている.それに伴い,スマートフォン向けの多数のアプリケーションが開発されており,好きなものを選択して利用することができる.しかし,その一方で,携帯電話が多機能過ぎて,操作方法が複雑になるため,記憶障害者が携帯電話を操作できないといったケースがある.また,間違った電話番号にいつも掛けてしまって困るといったケースもある.そのような場合の対応として,もともと備わっている機能を少なくして操作を簡単にした携帯電話の機種がある.また,利用できる機能を制限できるサービスもある.例えば,登録した電話番号にしか通話発信できないよう設定し,登録した電話番号からしか着信しないように設定することもできる(ダイヤル発信制限と登録外着信拒否).メールに関しても同様な設定ができる機種やサービスがある.記憶障害者の状態やニーズに合わせて,携帯電話の機種やサービス,機能制限などを適切に設定ができれば,支援ツールとして携帯電話の利用幅が広がることも多い.

連載 印象に残ったリハビリテーション事例

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一組の老夫婦

 「先生,うちの主人,最近になってやっとサクラヤのベンチまで出てくるようになったんですよ」

 サクラヤとは地元のスーパーマーケットで,品揃えも充実している評判の店です.自動車の運転免許をもっていない70代の奥さんは,ご主人の運転する車でここに買い物に来ないことにはどうにも生活が成り立ちません.

Sweet Spot 文学に見るリハビリテーション

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 1941年,カロッサ(1878~1956)が63歳の時に発表した『美しい惑いの年』(相良憲一・濱中春共訳,臨川書店)は,1897年にカロッサがミュンヘンの大学で医学を学びはじめたころを描いた自伝的な小説である.そのなかには,当時の医学部の状況のみならず,医学生のころから文学的な志向の強かったカロッサの芸術家との交流が記されていて,19世紀末のミュンヘンにおける学生や知識階層の様子を垣間みることができるが,とりわけ興味深いのは,当時の若者の間では病と創造の関係が当然視されていたことを伝えるエピソードである.

 カロッサ自身を思わせる主人公が,友人のピアノ・コンサートに招待された時のことである.主人公は,「鋭敏な表情と暗鬱な目つきをした男たちはすべて天才ではないか」という気がしていたのだが,そこにいる若者たちの心のなかでも名づけようのない新しいものが湧き立っていた.「だれもが自分と他人から非凡なものを期待していた」のである.平凡なものは疑わしく思われ,皆宗教から離れて魔術に逃避していた.彼らは,感覚の不透明なまどわしの網を突き破ることに憧れていたが,それは正常な道を歩んでいては不可能なので,「病気の礼賛」が起こった.「まるで病気が才能と偉大さへの入り口であるかのようだった」.

Sweet Spot 映画に見るリハビリテーション

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 「恋の罪」(監督/園子温)は,1997年に起きた東電OL殺人事件に材を取ったものである.もちろん,殺される女性の設定は変えており,日本文学を専攻する東都大学助教授となっている.この事件の謎は,なぜ一流大学出身のエリート女性が金銭に困っているわけでもないのに,渋谷のラブホテル街で売春を繰り返していたのかという点にある.本作の真骨頂は,昼夜別の顔をみせる心の正体を探るために3人の女を動かしたところにある.

 殺害された現場には,大書きされた『城』の文字が残されていた.これは,現代実存主義文学の先駆者と称されているフランツ・カフカ(1883~1924)の作品タイトルだ.劇中,城の周りをぐるぐる歩いても城の入り口には一生辿り着けないという話として語られるのだが,これは,大学助教授の尾沢美津子(冨樫真),人気作家の妻である菊池いずみ(神楽坂恵),夫も子どももいる女刑事吉田和子(水野美紀)の内面世界を象徴するものだ.

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 第48回日本リハビリテーション医学会学術集会は,2011年11月2日(火),3日(水)の2日間,千葉県千葉市にある幕張メッセで開催されました.国立障害者リハビリテーションセンター病院病院長の赤居正美先生の大会長のもと,メインテーマに「Impairmentに切り込むリハビリテーションを目指して」が掲げられました.

 本来であれば2011年6月2~4日の3日間に同じ幕張メッセで開催が予定されていましたが,3月11日の東日本大震災のために日程を変更して行われた特別な会となりました.会場周辺も震災の影響で一部道路が破損しており,補修が行われているところがありました.例年は学術集会内で行われる評議員会・総会が学術集会と切り離され,6月3日に大阪市の毎日新聞ビルオーバルホールで行われ,通常3日間の会期が2日間に短縮して実施されました.会期が短縮されたために,例年よりも朝早くから夕方遅くまでプログラムが組まれており,濃密な2日間でした.

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1.当院リハビリテーションセンターにおける感染対策への取り組み

  東海大学病院リハビリテーション技術科

   上田 美枝・武井 正枝・多田 英美・中里 友哉

   三浦美香子・上間 貴史・南谷  晶

  同看護部 田中 雅恵

  同リハビリテーション科

   児玉 三彦・正門 由久

 当院リハビリテーションセンターにおける感染対策への取り組みについて,その内容を紹介した.2009年より当センター感染対策委員会を設置し,センター全体の問題点を把握すると共に改善策を検討した.また,「独自のマニュアル作成」,「リハビリテーションスタッフへの啓発活動」,「当院の感染対策室との連携」などの取り組みを行った.また,当センター感染対策委員会では,感染症の発生に気づかず予防策なしで訓練を実施した場合を「感染症エラー」と称し,発生状況を約22か月にわたって観察した.結果,リハビリテーションスタッフへ感染症への注意を喚起させたことによりスタッフの感染症に対する問題意識が高まり,成果として感染症エラーの件数が減少傾向となった.

ニュース/お知らせ

第23回日本末梢神経学会学術集会

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文献抄録

投稿規定

投稿および著作財産権譲渡承諾書

次号予告

編集後記
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 NHKの番組,「日本人は何を考えてきたか」で,東北地方における自由民権運動を取り上げていました.案内役は大河ドラマ「獅子の時代」で,幾多の困難を乗り越えたくましく生き抜く会津藩士「平沼銑次」を演じた菅原文太氏.番組は東北ゆかりの民権運動家たちの足跡を訪ねます.東北,とくに福島では自由民権運動が大変盛り上り,多くの民権運動家が政府の弾圧と戦ったそうです.彼らは地元の人民の自由のため,戊辰戦争で傷ついた地元復興のため戦いました.

 苅宿仲衛という民権運動家は激しい弾圧を受け,何度も投獄され,拷問され,それでも,自由と人権のために戦いつづけました.「自由や自由や 我汝と死せん」―彼の残した言葉です.苅宿仲衛の生家が当時のまま現存するとのことで,番組では訪れるのですが,その生家があるのは福島市浪江町.まさに原発による警戒地区です.苅宿仲衛の末裔である地元研究家が,放射線防護服に身をつつみ案内します.

基本情報

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総合リハビリテーション
40巻3号 (2012年3月)
電子版ISSN:1882-1340 印刷版ISSN:0386-9822 医学書院

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