Japanese
English
研究と報告
床反力による片麻痺歩行の分析―波形のパターン分類について
Force Plate Studies on the Hemiplegic Gait.: Classification of the Wave Patterns.
窪田 俊夫
1
,
三島 博信
1
,
山口 恒弘
1
,
角田 忠男
1
,
花田 実
2
Toshio Kubota
1
,
Hironobu Mishima
1
,
Tsunehiro Yamaguchi
1
,
Tadao Tsunoda
1
,
Minoru Hanada
2
1中伊豆リハビリテーションセンター
2玉造厚生年金病院
1Nakaizu Rehabilitation Center.
2Tamatsukuri Koseinenkin Hospital.
キーワード:
床反力
,
パターン分類
Keyword:
床反力
,
パターン分類
pp.549-555
発行日 1983年7月10日
Published Date 1983/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104992
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はじめに
歩行分析の手法の一つである運動力学的分析手法の中で代表的なものが床反力の測定であろう.床反力は測定操作が容易であり,被験者に対する拘束性が少ないことの外に視覚的には捉え難い動力学的特性に関するデータが得られる特徴があり,これらの長所が対費用効果の面からも十分評価され,一般に使用頻度の高い方法となっていると思われる.
本稿では床反力を臨床に応用する場合,まず最初のステップとなるデータの表示に関して従来の方式をいくつかの項目に整理する.次いでこの知見を参考に,床反力を臨床に応用する場合の基本的手順を設定し,この手順の中に位置づけられる床反力波形のパターンに関し,その分類と妥当性について検討した成績を述べたい.
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