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特集 東日本大震災とリハビリテーション
障害特性に基づく地域リハビリテーション支援活動
Support for the persons with disabilities and community rehabilitation support after the Great East Japan Earthquake.
樫本 修
1
Osamu Kashimoto
1
1宮城県リハビリテーション支援センター
1Miyagi Prefectural Rehabilitation Support Center
キーワード:
東日本大震災
,
障害者
,
補装具
,
地域リハビリテーション
Keyword:
東日本大震災
,
障害者
,
補装具
,
地域リハビリテーション
pp.233-238
発行日 2012年3月10日
Published Date 2012/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102398
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はじめに
2011年3月11日午後2時46分,東北三陸沖を震源とする日本観測史上最大のマグニチュード9.0の大地震と未曾有の大津波が東北・関東地方沿岸部を襲い,筆者が勤務する宮城県リハビリテーション支援センター(当センター)のある仙台市若林区も含め,東北から関東地方の沿岸部に広範囲に渡り甚大な被害を引き起こした.
当センターは,行政機関である身体・知的障害者更生相談所(以下,更生相談所)を核として,リハビリテーション科,整形外科を標榜する付属診療所(障害者クリニック,デイケア)を併設し,さらには宮城県地域リハビリテーション推進事業において県リハビリテーション支援センター,高次脳機能障害者支援事業において支援拠点機関に指定され,普段から障害者支援,地域リハビリテーション活動を行ってきた.
ここでは,震災後の障害者の状況と当センターの支援活動,被災地で展開された地域リハビリテーション活動を報告する.
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