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講座 最近の褥瘡治療と予防・1【新連載】
褥瘡についての考え方と治療
Approach and treatment of pressure ulcer.
美濃 良夫
1
Yoshio Mino
1
1阪和第一泉北病院
1Hanwa-Daiichi-Senboku Hospital
キーワード:
褥瘡
,
発生要因
,
治療
,
ガイドライン
,
DESIGN
Keyword:
褥瘡
,
発生要因
,
治療
,
ガイドライン
,
DESIGN
pp.41-48
発行日 2008年1月10日
Published Date 2008/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101158
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褥瘡とは
褥瘡とはどのようなものであろうか.日本褥瘡学会1)は,「身体に加わった外力は骨と皮膚表層の間の軟部組織の血流を低下,あるいは停止させる.この状況が一定時間持続されると組織は不可逆的な阻血性障害に陥り褥瘡となる」と定義している.実際には皮膚の発赤,水疱,びらん,潰瘍といった形で観察される.
言い換えると,同一部位に長時間,持続して,あるいは反復して力が働いたために生じる血行障害により,局所が虚血性壊死をきたした状態である.組織の耐久性が低下していると発生しやすくなる2).
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