連載 リハビリテーション関連書類の書き方
補装具(義肢,装具)意見書の書き方
樫本 修
1
1宮城県リハビリテーション支援センター
キーワード:
義肢
,
装具
,
医師意見書
,
身体障害者更生相談所
,
障害者自立支援法
Keyword:
義肢
,
装具
,
医師意見書
,
身体障害者更生相談所
,
障害者自立支援法
pp.286-287
発行日 2012年3月10日
Published Date 2012/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102413
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- 文献概要
補装具の医師意見書(以下,意見書)を書く前に,対象者の障害状況,生活スタイル,処方する補装具がどこで,どのように使われるのかを知ることが主治医としての最低限の責務である.そして,自分の書いた意見書が,どこで,誰が読むのか,どのように使われるのかを知ったうえで書くことが,失敗,混乱のない意見書を書くコツである.上手な意見書を書くことでスムーズに補装具が支給される一方,情報が不足し,条件を満たさない意見書は,審査の段階で混乱を招き,補装具費支給決定の遅延につながる.その結果,自分の患者が不利益を被ることを常に念頭に置いていただきたい.ここでは,補装具制度のファンドのなかで中心となる障害者自立支援法における意見書作成のポイントを解説する.
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