臨床雑誌内科 125巻4号 (2020年4月)

特集 検査値を読む2020

1章 尿検査

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尿蛋白とは

 腎臓は体内の老廃物を濾過,再吸収することで尿を産生している.

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尿糖とは

 血液中のブドウ糖は腎臓の糸球体で濾過されるが,健常者では尿細管で再吸収されるため,尿糖は陰性あるいはごくわずかの量となる.

尿比重 金子 知代 , 下澤 達雄
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尿比重とは

 尿に溶けている溶質の濃度(重量)を示す指標であり,溶質の数と分子量によって規定される.

尿pH 金子 知代 , 下澤 達雄
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尿pHとは

 腎機能に問題がなければ,血液pHを反映しており体内の酸・塩基平衡のメカニズムが正常に働いているかのモニターとなる.

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尿ビリルビン,尿ウロビリノーゲンとは

 ビリルビンは,ヘモグロビンやミオグロビンなどに含まれるヘムの代謝産物である.

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尿ケトン体とは

 ケトン体は,脂肪酸の酸化によりアセチルCoAを経て生成され,アセトン,アセト酢酸,β(または3,以下省略)-ヒドロキシ酪酸の3種類がある.

尿潜血反応 秋山 知希 , 山縣 邦弘
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尿潜血反応とは

 尿潜血試験紙には過酸化物と還元型色原体が含有されており,遊離ヘモグロビンと過酸化物との間で起こるペルオキシダーゼ様反応で試験紙が呈色される.

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尿沈渣とは

 尿沈渣中にみられる有形成分は,腎に由来する各種円柱,腎・尿路系の各部に由来する赤血球,白血球,上皮細胞,異型細胞,細菌,そのほか尿中に析出する各種塩類・結晶,薬剤の結晶などである1)

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便潜血反応,Hb,Tfとは

 消化管からの非顕性出血の有無を判定するための検査で,非侵襲的に大腸がんからの潜出血を判定することが可能な検査である.

カルプロテクチン 久松 理一
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カルプロテクチンとは

 カルプロテクチンは,主に好中球から産生される抗菌蛋白である.

虫卵・虫体検査 菊池 春人
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虫卵・虫体検査とは

 消化管に感染する寄生虫で糞便中の虫卵,虫体で診断され得るものを表1に示す.

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RBC,Hb,Htとは

 RBC,Hb,Htは,貧血や赤血球増加症の有無を調べるための検査であり,白血球数,血小板数とともに血算として施行される.

網赤血球数 須永 眞司
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網赤血球数とは

 造血幹細胞は,前赤芽球→赤芽球→網赤血球→赤血球の順に骨髄で分化し,網赤血球以降が末梢血に現れる.

赤血球浸透圧抵抗試験 和田 秀穂
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赤血球浸透圧抵抗試験とは

 浸透圧に対する抵抗を検査することにより,赤血球の脆弱性を調べる検査である.

赤血球酵素 和田 秀穂
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赤血球酵素異常症とは

 赤血球酵素異常症のうち最も高頻度にみられる疾患がグルコース-6-リン酸脱水素酵素(G6PD)異常症で,ピルビン酸キナーゼ(PK)異常症が次に多い4)

白血球数(WBC) 須永 眞司
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白血球数(WBC)とは

 白血球は,免疫機能において中心的な役割を果たす細胞で,好中球,好酸球,好塩基球,単球,リンパ球に分類される.

血小板数 須永 眞司
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血小板数とは

 血小板は止血機能を担う血球である.骨髄で造血幹細胞が巨核球に分化し,巨核球の細胞質の破片が血小板となる.

末梢血液像 須永 眞司
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末梢血液像とは

 血球(白血球,赤血球,血小板)はいろいろな疾患において,数の増減だけでなく,形態の変化を呈する.

幼若血小板比率(IPF) 須永 眞司
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幼若血小板比率(IPF)とは

 血小板は,骨髄で造血幹細胞が巨核球に分化し,巨核球の細胞質突起が断片化されることによって産生される.

骨髄検査 須永 眞司
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骨髄検査とは

 血球数の異常や血液像の異常を認めた場合に,造血異常の原因を明らかにする目的で,骨髄検査を行う.

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特殊染色とは

 細胞中の酵素や多糖類,金属イオンなどを化学反応を用いて染色する方法を指す.

4章 血栓・止血検査

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出血時間,毛細血管抵抗試験とは

 出血時間は耳朶をランセットで穿刺して出血させ,30秒ごとに濾紙で血液を吸いとり,自然に止血するまでの時間を測定する検査で,血小板減少症および機能異常症,von Willebrand病(VWD),血管脆弱性の評価に有用である.

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血小板凝集能検査とは

 血小板が活性化されると血小板膜糖蛋白質(GP)Ⅱb/Ⅲaの構造変化が起こり,フィブリノゲンを介して血小板が凝集する1)

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APTTとは

 血液が凝固する機序としては,組織因子(TF)または異物(陰性荷電)による凝固の2種類が知られている(それぞれ,外因系または内因系凝固活性化機序).

プロトロンビン時間(PT) 朝倉 英策
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プロトロンビン時間(PT)とは

 血液が凝固する機序としては,TFまたは異物(陰性荷電)による凝固の2種類が知られている(それぞれ,外因系または内因系凝固活性化機序).

フィブリノゲン 朝倉 英策
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フィブリノゲンとは

 凝固因子は第Ⅰ~XIII因子まであるが(第Ⅵ因子は欠番),フィブリノゲン(第Ⅰ因子)はしばしばルーチン検査に組み込まれている.

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TT,HPTとは

 いずれもPT検査の亜系であり,組織因子による凝固時間を測定している.

アンチトロンビン(AT) 朝倉 英策
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アンチトロンビン(AT)とは

 肝臓で産生される分子量約6万の生理的凝固阻止因子である.

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TATとは

 トロンビンとその代表的な阻止因子であるATが1:1で結合した複合体がトロンビン-アンチトロンビン複合体(TAT)である(図1).

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F1+2とは

 活性型第Ⅹ因子(FXa)によって,プロトロンビンがトロンビンに転換する際に,プロトロンビンから遊離するペプチドがプロトロンビンフラグメントF1+2(F1+2)である(「トロンビン-アンチトロンビン複合体(TAT)」の項の図1).

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プロトロンビンとは

 プロトロンビンは肝臓で産生される血液凝固因子である.

第Ⅴ因子 窓岩 清治
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第Ⅴ因子とは

 第Ⅴ因子は,肝臓と骨髄巨核球で産生される血液凝固因子である.

第Ⅶ因子 窓岩 清治
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第Ⅶ因子とは

 第Ⅶ因子は,肝臓においてビタミンK依存性にアミノ末端領域のグルタミン酸がγ-カルボキシル化され,成熟した血液凝固因子として産生される.

第Ⅷ因子 窓岩 清治
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第Ⅷ因子とは

 第Ⅷ因子は主に肝臓,とくに肝類洞血管内皮細胞で産生され,循環血液中でvon Willebrand因子(VWF)と複合体を形成する.

第Ⅷ因子インヒビター 窓岩 清治
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第Ⅷ因子インヒビターとは

 抗第Ⅷ因子抗体は,凝固活性を失活させる中和抗体と非機能部位に結合し循環血液中のクリアランスを亢進させる非中和抗体の2種類に分類される.

第Ⅸ因子 窓岩 清治
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第Ⅸ因子とは

 第Ⅸ因子は,肝臓で産生される血液凝固因子の一つである.

第Ⅸ因子インヒビター 窓岩 清治
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第Ⅸ因子インヒビターとは

 抗第Ⅸ因子抗体は,第Ⅸ因子の活性を失活させる中和抗体と非機能部位に結合し循環血液中のクリアランスを亢進させる非中和抗体に分けられる.

第Ⅹ因子 鈴木 伸明 , 松下 正
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第Ⅹ因子とは

 第Ⅹ因子(FⅩ)は,肝臓で合成されるビタミンK依存性の血液凝固因子の一つである.

第XI因子 鈴木 伸明 , 松下 正
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第XI因子とは

 肝臓の肝細胞で産生される分子量160kDaの糖蛋白で,第XII因子(FXII),Fletcher因子(プレカリクレイン),Fitzgerald因子(高分子キニノーゲン)とともに内因系血液凝固の接触相に関与する因子である.

第XII因子 鈴木 伸明 , 松下 正
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第XII因子とは

 世界で初めて同定された人の名に因んでHageman因子ともよばれる分子量80kDaの肝細胞で産生される糖蛋白で,半減期は50~70時間である.

第XIII因子 鈴木 伸明 , 松下 正
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第XIII因子とは

 凝固因子カスケードによって産生されたフィブリンはプラスミンによる線溶反応により分解されやすく不安定である.

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von Willebrand因子(VWF)とは

 VWFは血管内皮細胞,および巨核球で産生される高分子糖蛋白である.

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ADAMTS13とは

 von Willebrand因子(VWF)は,ダイマーが多数重合したマルチマーの状態で血中に分泌され,このVWFマルチマーはサイズの大きなものほど血小板凝集能が高い.

プロテインC(PC) 冨樫 朋貴 , 大森 司
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プロテインCとは

 プロテインC(PC)は肝臓で合成されるビタミンK(VK)依存性のセリンプロテアーゼ前駆体であり,トロンビンとトロンボモジュリンの複合体により活性化PC(APC)となる.

プロテインS(PS) 冨樫 朋貴 , 大森 司
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プロテインSとは

 プロテインS(PS)は肝臓や血管内皮細胞,単球や巨核球などで合成されるビタミンK(VK)依存性の蛋白質である.

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プラスミノゲン(PLG)とは

 PLGは肝臓で産生される791個のアミノ酸からなる分子量約9万2,000のセリン蛋白分解酵素に属する一本鎖糖蛋白質で,その遺伝子は第6染色体に存在する.

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FDP,Dダイマーとは

 プラスミノゲンアクチベーター(PA)により,プラスミノゲンからプラスミンが生成される.

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α2-PIおよびPICとは

 α2プラスミンインヒビター(α2-PI)は主に肝臓で合成される一本鎖の糖蛋白質で,分子量約6万7,000のセリン蛋白分解酵素である.

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β-TG,PF-4とは

 β-トロンボグロブリン(β-TG)と血小板第4因子(PF-4)はともに血小板α顆粒に含まれる血小板特異的蛋白質である.

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PAI-1およびt-PA・PAI-1-Cとは

 プラスミノゲンアクチベーターインヒビター-1(PAI-1)は分子量約5万の一本鎖セリン蛋白分解酵素に属する糖蛋白である.

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トロンボモジュリン(TM)とは

 TMは5個のドメインで構成される血管内皮細胞膜を貫通する一本鎖糖蛋白で,第2ドメインは6個のEGF(上皮由来成長因子)様構造からなる.

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ループスアンチコアグラント(LA)とは

 ループスアンチコアグラント(LA)は抗リン脂質抗体の一種で,個々の凝固因子活性を阻害することなくリン脂質依存性凝固反応を阻害する免疫グロブリンと定義される.

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抗ヘパリン・PF4複合体抗体とは

 抗凝固薬であるヘパリンの投与により,ヘパリンと血小板第4因子(PF4)の複合体に対する自己抗体(抗ヘパリン・PF4複合体抗体)が形成されることがある.

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凝固因子インヒビター定性とは

 被検血漿とコントロール血漿をさまざまな比率で混合し,混合血漿を即時(即時反応)または37°Cで2時間インキュベーションした後(遅延反応)に凝固時間を測定し,被検サンプルのもつ凝血学的な影響を確認する検査である.

5章 輸血・移植関連検査

血液型検査 上村 知恵
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血液型とは

 赤血球膜表面の糖脂質または膜蛋白に存在する抗原によって分類される赤血球型である.

交差適合試験,不規則抗体 上村 知恵
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交差適合試験,不規則抗体とは

 交差適合試験は輸血前の最終検査である.

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HLA検査(血清学的検査,細胞学的検査)とは

 リンパ球細胞傷害試験(LCT)では,ヒト白血球抗原(HLA)の特異性が既知のHLA抗血清とドナーあるいはレシピエントのリンパ球を混和し,補体を加え,補体依存性の抗体による細胞傷害性を検出する.

HLA-DNAタイピング 諫田 淳也
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HLA-DNAタイピングとは

 HLA-DNAタイピングとは,DNAを用いてヒト白血球抗原(HLA)の対立遺伝子(アレル)を決定する検査法であり,複数の方法がある1~3)

抗HLA抗体 諫田 淳也
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抗HLA抗体とは

 ヒト白血球抗原(HLA)に対する抗体であり,輸血や妊娠などの非自己蛋白による抗体産生刺激を受けた場合に産生されるリスクが高い.

キメリズム解析 諫田 淳也
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キメリズム解析とは

 同種造血幹細胞移植後,血液細胞はドナー細胞に完全に置き換わる(ドナー型完全キメラ)ことが期待されるが,しばしばレシピエントの細胞が一部残存し,ドナー細胞とレシピエント細胞が混在する状態(混合キメラ)あるいはレシピエント細胞が100%となる状態(生着不全・拒絶)が存在する.

6章 遺伝子・染色体検査 A.先天性疾患遺伝子・染色体検査

先天性疾患染色体検査 小﨑 里華
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先天性疾患染色体検査とは

 ヒトの体は,60兆個の細胞から成り立っており,一つの細胞の核内には46本(23対)の染色体がある.

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ジストロフィン遺伝子とは

 Duchenne型筋ジストロフィー(DMD)とBecker型筋ジストロフィー(BMD)は,筋線維の壊死・再生を主体とし,ジストロフィン遺伝子異常による進行性の遺伝性筋疾患で,X染色体劣性遺伝形式をとる.

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福山型先天性ジストロフィー遺伝子とは

 福山型先天性筋ジストロフィー(FCMD)は,日本人に特異的に多い筋ジストロフィーで,骨格筋病変とともに,神経細胞遊走障害に起因する中枢神経病変を特徴とする常染色体劣性遺伝性疾患である1)

ミトコンドリア遺伝子 後藤 雄一
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ミトコンドリアDNAとは

 ミトコンドリア内に局在するDNAで,1細胞に数百から数千コピー存在する.

6章 遺伝子・染色体検査 B.腫瘍関連遺伝子・染色体検査

KRAS遺伝子 内堀 健
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KRAS遺伝子とは

 RAS蛋白は約21kDaの低分子グアノシン三リン酸(GTP)結合蛋白であり,KRAS,NRAS,HRASの3種類のアイソフォームが存在する.

RAS遺伝子 松下 一之
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RAS遺伝子とは

 RAS蛋白質はKRAS,NRAS,HRASの3つのアイソフォームが存在する.

P53遺伝子 松下 一之
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P53遺伝子とは

 P53遺伝子(TP53遺伝子)は17p13.1に存在し,P53蛋白質をコードしている.

BRCA1BRCA2遺伝子検査 岩朝 勤
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BRCA1BRCA2遺伝子検査とは

 BRCA遺伝子は,誰もがもっている遺伝子の一つで,DNA損傷を修復し,細胞のがん化を抑える働きがある.

HER2遺伝子 岩朝 勤
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HER2遺伝子とは

 HER2遺伝子(HER2/neuc-erbB-2)はヒト上皮増殖因子受容体(EGFR)遺伝子と類似の構造を有するがん遺伝子であり,ヒト乳がん症例の15~25%でHER2遺伝子の増幅とHER2蛋白の過剰発現が認められる.

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KRT19遺伝子とは

 KRT19は細胞骨格蛋白質の一種で,上皮細胞に普遍的に発現している一方,リンパ節を構成する非上皮細胞にはほとんど発現していない.

EGFR遺伝子 松下 一之
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EGFR遺伝子とは

 上皮成長因子受容体(EGFR)はチロシンキナーゼ型膜貫通受容体蛋白質の一種で,リガンドであるEGFの結合によりチロシンキナーゼが活性化して細胞内シグナルが下流に伝達される.

ALK融合遺伝子 松下 一之
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ALK融合遺伝子とは

 anaplastic lymphoma kinase(ALK)遺伝子は2番染色体短腕に存在し,近傍に存在するechinoderm microtubule associated protein-like 4(EML4)との相互転座によりEML4-ALK融合遺伝子が形成されると,その融合蛋白質EML4-ALKはALKの活性化により強いがん化能を有する1)

ROS1融合遺伝子 内堀 健
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ROS1融合遺伝子とは

 ROS1蛋白質はインスリン受容体サブファミリーに属し,細胞の増殖および分化に関与するがん原遺伝子受容体型チロシンキナーゼである.

BRAF遺伝子 内堀 健
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BRAF遺伝子とは

 BRAF遺伝子は7番染色体長腕(7q34)に位置している.

KITc-kit)遺伝子 松下 一之
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KITc-kit)遺伝子とは

 c-kit遺伝子でコードされるc-Kit蛋白質は膜貫通型受容体を介して細胞増殖に関与している.

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マイクロサテライト不安定性検査とは

 マイクロサテライト不安定性(MSI)検査とは,5つマイクロサテライト反復配列を含む領域(BAT25,BAT26,D2S123,D5S346,D17S250)をマーカーとして使用し,二つ以上のマーカーで腫瘍部での長さが変化している場合をhigh-frequency MSI(MSI-H),一つのマーカーで変化している場合をlow-frequency MSI(MSI-L),いずれも変化していない場合をmicrosatellite stable(MSS)と判定する.

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悪性骨軟部組織腫瘍遺伝子検査とは

 骨軟部組織腫瘍は非上皮性腫瘍であり,その悪性腫瘍は肉腫とよばれる.

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血液細胞核酸増幅同定検査とは

 造血器腫瘍の病態にはさまざまな遺伝子異常が関与している.

WT1 mRNA核酸増幅検査 増田 亜希子
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WT1 mRNA核酸増幅検査とは

 Wilms tumor-1(WT1)遺伝子は種々の遺伝子の転写制御因子をコードし,細胞の増殖や分化に重要な役割を果たしている3)

FLT3変異解析 増田 亜希子
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FLT3変異解析とは

 FLT3(FMS-like tyrosine kinase 3)遺伝子は染色体13q12に位置し,24のエクソンからなる.

JAK2遺伝子変異 増田 亜希子
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JAK2遺伝子変異とは

 フィラデルフィア染色体陰性骨髄増殖性腫瘍(MPN)の代表的疾患である真性赤血球増加症(PV),本態性血小板血症(ET),原発性骨髄線維症(PMF)では,JAK2遺伝子変異などのドライバー変異が高頻度に認められる.

7章 糖代謝検査

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グルコース(血糖)とは

 ブドウ糖,果糖,ガラクトースなど種々の糖質が存在するが,血糖値とは一般的に血中ブドウ糖濃度を示す.

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ヘモグロビンA1c(HbA1c)とは

 血中において,グルコースは種々の蛋白質に非酵素的に結合して存在しており,ヘモグロビンにグルコースが安定的に結合したものがグリコヘモグロビン(糖化ヘモグロビン)である.

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グリコアルブミン,1,5-アンヒドロ-D-グルシトールとは

 グリコアルブミン(GA)はアルブミンとグルコースが非酵素的に結合してできる糖化産物である.

インスリン(IRI) 山田 穂高
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インスリン(IRI)とは

 血中インスリン濃度はBersonとYalowによってラジオイムノアッセイ(RIA)という抗体を用いる免疫学的測定法で測定されたため1),免疫インスリン(IRI)と表記される.

OGTT,I.I,HOMA 山田 穂高
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OGTT,I.I,HOMAとは

 経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)は耐糖能障害評価の最も標準的な方法である.

ケトン体分画 岩原 彰秀 , 山田 悟
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ケトン体分画とは

 ケトン体はアセト酢酸(AcAc)と3-ヒドロキシ酢酸(3-OHBA)とアセトンの総称である.

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膵島関連抗体とは

 1型糖尿病の大部分は自己免疫機序により発症し(1A型糖尿病),血清中に膵島関連自己抗体が出現する.

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インスリン抵抗性アディポカイン群とは

 脂肪組織は中性脂肪の単なる貯蔵庫ではなく,生理活性物質(アディポカイン)を分泌し,代謝調節機構を備えた内分泌器官と捉えられている.

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インクレチン(GIP,GLP-1)とは

 インクレチンとは消化管で産生,食事摂取により分泌され,インスリン分泌を促進するホルモン(Intestine Secretion Insulin)の総称であり,主なものとして小腸上部にあるK細胞からのglucose-dependent insulinotropic polypeptide(GIP)と,小腸下部や大腸に存在するL細胞からのglucagon-like peptide-1(GLP-1)の二つがあげられる.

8章 脂質代謝検査

総コレステロール 近田 雄一 , 岩田 洋
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総コレステロールとは

 コレステロールは欠くことのできない生体分子で,主に肝臓で合成され,細胞膜の主要な構成成分であるとともにステロイドホルモンや胆汁酸の前駆体である.

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LDL-コレステロールとは

 LDL-コレステロールは低比重リポ蛋白に含まれるコレステロールのことで,肝臓から末梢組織へのコレステロール輸送を担い,動脈硬化の進行に直接関与する.

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HDL-コレステロールとは

 HDL-コレステロールは高比重リポ蛋白に含まれるコレステロールのことで,末梢組織から肝臓へのコレステロール逆輸送の中心である.

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トリグリセリドとは

 トリグリセリドは脂肪酸3分子がグリセロール1分子に結合した脂肪酸エステルであり,血中ではカイロミクロン,超低比重リポ蛋白(VLDL)といったリポ蛋白に多く含まれる.

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リン脂質,遊離脂肪酸とは

 リン脂質と遊離脂肪酸は,コレステロールやトリグリセリドと並ぶ血清脂質である.

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アガロースゲル電気泳動とは

 血清脂質は,脂質およびアポ蛋白の複合体(リポ蛋白)として血液中に存在しており,脂質代謝異常はリポ蛋白代謝異常として理解される.

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ポリアクリルアミドゲル電気泳動とは

 血清脂質は,脂質およびアポ蛋白の複合体(リポ蛋白)として血液中に存在しており,脂質代謝異常はリポ蛋白代謝異常として理解される.

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アポリポ蛋白とは

 アポリポ蛋白はリポ蛋白の構成蛋白である.

リポ蛋白(a) 永島 秀一 , 石橋 俊
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リポ蛋白(a)(Lp(a))とは

 低比重リポ蛋白(LDL)と類似したリポ蛋白であり,アポリポ蛋白(a)(apo(a))がLDL粒子のapoB-100とS-S結合して構成されている.

リポ蛋白リパーゼ(LPL) 大平 征宏
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リポ蛋白リパーゼ(LPL)とは

 LPLはトリグリセリド(TG)を加水分解する酵素である.

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LCATとは

 LCATは416のアミノ酸からなる分子量67kDaの糖蛋白で,主に肝臓で産生される.

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脂肪酸分画とは

 脂肪酸とはカルボキシル基(-COOH)1個をもつカルボン酸のうち,直鎖状構造をとるもので,体内では主に偶数個の炭素原子をもつ脂肪酸が存在する.

9章 電解質,ビタミン,無機質代謝検査

ナトリウム(Na) 船崎 俊介
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ナトリウム(Na)とは

 細胞外液中にある陽イオンの主体であり,細胞外液量や浸透圧を決定する重要な因子である.

カリウム(K) 船崎 俊介
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カリウム(K)とは

 細胞内液の主要なイオンで,内外のK濃度勾配が静止膜電位の形成に寄与する.

クロール(Cl) 船崎 俊介
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クロール(Cl)とは

 Naとともに大部分が細胞外液に存在し,細胞外液量,浸透圧に起因する.

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カルシウム(Ca),イオン化カルシウムとは

 Caは人体では,その約99%がヒドロキシアパタイトとして骨や歯牙に存在し,残りの約1%が細胞内や細胞外液中に存在する.

無機リン(IP) 北島 夏見 , 深川 雅史
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無機リン(IP)とは

 Pは生体内に体重の約1%程度存在し,その内訳は骨(85%),軟部組織(14%),歯(0.4%),血液(0.03%),間質液(0.03%)となっている.

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マグネシウム(Mg)とは

 体内のMgは骨に約50%,筋肉など軟部組織の細胞内に約50%に程度存在し,細胞外液中には,全体の約1%分布する.

浸透圧 石黒 喜美子 , 佐藤 敦久
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浸透圧とは

 浸透圧は分子の数(モル濃度)に比例し,血清浸透圧は主にNa,Cl,重炭酸と,グルコース,尿素窒素などで規定される.

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ビタミンB1とは

 ビタミンB1は,ピルビン酸をアセチルCoAに代謝するピルビン酸デヒドロゲナーゼなど,エネルギー代謝において重要な働きを示す酵素の補酵素として作用し,その欠乏症が脚気である(乾性脚気:神経障害,湿性脚気:心不全).

ビタミンB12 田中 清 , 青 未空
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ビタミンB12とは

 ビタミンB12は,生体内においてメチルマロニルCoAムターゼ,メチオニンシンターゼという2つの酵素の補酵素として作用し,それぞれの作用不足指標はメチルマロン酸とホモシステインである.

葉 酸 田中 清 , 青 未空
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葉酸とは

 葉酸は種々の1炭素転移反応において重要な働きをする.

ビタミンC 田中 清 , 青 未空
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ビタミンCとは

 ビタミンCは化学的にはL-アスコルビン酸であり,多くの動物ではビタミンCを合成できるが,ヒトでは合成できず,必須の栄養素である.

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鉄とは

 鉄は地球上で最も多く,生命維持の必須元素で男性は50mg/kg,女性は40mg/kgの鉄を含み(総量3~4g),大部分はヘモグロビン鉄・網内系の貯蔵鉄として存在し,血中は3mgと少ない.

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トランスフェリン(Tf)とは

 Tfは主に肝で合成されるβ-グロブリンで,1分子は鉄2原子と結合し,鉄2原子のholo-Tf,鉄1原子のmonoferric Tf,鉄のないapo-Tfが血中に存在する1)

フェリチン 上田 典司 , 高澤 和也
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フェリチンとは

 フェリチンは24個のH,Lサブユニットからなる可溶性鉄貯蔵蛋白で,全身臓器,とくに肝・脾臓,骨髄に多く,大部分は細胞内で,血清中には微量が存在する.

銅(Cu) 湧上 聖
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銅(Cu)とは

 銅は必須微量元素の一つで,銅酵素や蛋白質の重要な構成成分である.

亜鉛(Zn) 湧上 聖
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亜鉛(Zn)とは

 亜鉛は必須微量元素の一つで,約300種類の亜鉛含有酵素の活性中心元素として重要である.

セレン(Se) 菅野 光俊
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セレン(Se)とは

 セレン(Se)は必須微量元素の一つで,セレノプロテインの形で機能し,細胞内外の酸化,抗酸化作用,甲状腺ホルモン代謝,グルコース代謝などに関与する.

マンガン(Mn) 菅野 光俊
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マンガン(Mn)とは

 マンガン(Mn)は必須微量元素の一つで,金属酵素の構成成分として,また,酵素の活性化因子として機能する.

アルミニウム(Al) 菅野 光俊
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アルミニウム(Al)とは

 アルミニウム(Al)は生体内での機能については知られておらず,必須性は認められていない.

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OC,ucOCとは

 オステオカルシン(OC)は成熟骨芽細胞が産生・分泌する骨基質蛋白であり,骨の非コラーゲン基質蛋白の10~20%を占める.

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アルカリホスファターゼ(ALP)とは

 アルカリホスファターゼ(ALP)は,アルカリ側に至適pHを有する分子量120~160kDの加水分解酵素の総称である.

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Intact P1NP,total P1NPとは

 骨芽細胞内で合成されたⅠ型コラーゲンの前駆物質(Ⅰ型プロコラーゲン)は,成熟コラーゲンになる過程でN側断端が切断され,Ⅰ型プロコラーゲン-N-プロペプチド(P1NP)として血中に放出される.

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TRACP5bとは

 酒石酸抵抗性酸性ホスファターゼ(TRACP)は,酸性フォスファターゼという酵素の一種であり,骨由来のアイソザイム成分には,5aと5bの二つのアイソフォームが存在する.

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PYD,DPDとは

 コラーゲンのピリジニウム架橋であるPYD/DPD(PYDより水酸基が一つ少なく,骨のコラーゲンに限局して存在)は,線維性コラーゲンの細胞外成熟中に形成され,成熟コラーゲンの分解の際に放出される.

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NTXとは

 骨組織において,ピリジノリンあるいはデオキシピリジノリンを介したⅠ型コラーゲンの架橋構造は成熟コラーゲン線維にのみ存在し,その量は骨基質量に相関する2)

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25(OH)D,1,25(OH)2Dとは

 ビタミンDは食物から吸収されるか,紫外線への曝露により皮膚で合成される.

骨密度(BMD) 竹内 靖博
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骨密度(BMD)とは

 骨密度は,骨の単位面積当たりに含まれるカルシウム含有量をX線検査装置を用いて算出した値である.

11章 肝・胆道機能検査

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ASTとは

 ASTはα-ケトグルタル酸のα-ケト基とL-アスパラギン酸のアミノ基の転移反応を触媒し,オキサロ酢酸とグルタミン酸を生成する酵素である.

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m-ASTとは

 ASTには細胞内局在があり,ミトコンドリア内で働くミトコンドリアAST(m-AST)と細胞質で働くsoluble AST(s-AST)の2種類のアイソザイムがある.

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ALTとは

 ALTはα-ケトグルタル酸の2-ケト基とL-アラニンのアミノ基の転移反応を触媒することで,ピルビン酸とグルタミン酸を生成する酵素である.

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乳酸デヒドロゲナーゼ(LDH)とは1~3)

 LD(LDH)は体内組織のすべての細胞に存在する.

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アルカリホスファターゼ(ALP)とは1)

 アルカリホスファターゼ(ALP)は胆道系酵素ともよばれ,閉塞性黄疸や肝内胆汁うっ滞の指標として用いられる.

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ロイシンアミノペプチダーゼ(LAP)とは1)

 ロイシンアミノペプチダーゼ(LAP)はペプチドのN末端よりロイシンを切断する酵素である.

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γ-GTPとは1)

 γ-グルタミルトランスフェラーゼ(γ-GTP)は腎に最も豊富に存在し,続いて膵,肝に多く存在するが,肝細胞膜のγ-GTPは胆汁へ,腎尿細管のγ-GTPは尿に排泄されるため,血中γ-GTPはほとんど肝・胆道系のγ-GTPに由来する.

コリンエステラーゼ(ChE) 高橋 有香
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コリンエステラーゼ(ChE)とは1)

 コリンエステラーゼ(ChE)は,コリンエステルと有機酸に加水分解する酵素で,① アセチルコリンのみを加水分解するアセチルChEと ② ベンゾイルコリン,ブチリルコリンなどアセチルコリン類に作用し,有機リンとコリンに分解するChE(偽性ChE)の2種類が存在する.

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チモール混濁試験(TTT)とは

 チモール混濁試験(TTT)は,膠質反応を評価するために測定される.

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硫酸亜鉛混濁試験(ZTT)とは

 硫酸亜鉛混濁試験(ZTT)は,膠質反応を評価するために測定される.

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Ⅳ型コラーゲン,Ⅳ型コラーゲン7Sとは

 Ⅳ型コラーゲンは基底膜の主要な構成成分であり,線維化の初期から合成される.

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P-Ⅲ-Pとは

 コラーゲンは結合組織の構成成分として広く生体内に分布し,正常肝ではⅠ型とⅢ型が1:1だが,進行性の線維肝ではⅢ型が優位となる.

胆汁酸(総胆汁酸) 川田 一仁
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胆汁酸とは

 肝細胞内でコレステロールから生成され,胆汁の主成分として胆管を経て十二指腸内へ排出され,脂質の吸収に関与する.

ヒアルロン酸 川田 一仁
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ヒアルロン酸とは

 結合組織を形成する主要成分であり,グリコサミノグリカンの一種である.

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M2BP糖鎖修飾異性体とは

 Mac-2結合蛋白(M2BP)は肝星細胞から分泌されるMac-2のリガンドとして作用する7つの糖鎖をもつ糖蛋白である.

グリココール酸 本吉 康英
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グリココール酸とは

 コレステロールから生合成される2種類の一次胆汁酸にはコール酸(CA)とケノデオキシコール酸(CDCA)がある.

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尿中硫酸抱合型胆汁酸(USBA)とは

 硫酸抱合型胆汁酸(SBA)は,胆汁酸の水酸基に硫酸がエステル結合したものである.

アンモニア(NH3 岡本 武士
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アンモニア(NH3)とは

 アンモニアは主に腸細胞におけるアミノ酸分解により産生される有毒な無機化合物であり,腎臓,骨格筋,脳でも産生される1)

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総ビリルビンとは

 ビリルビン(Bil)は,ヘモグロビンが網内系で分解されて生成される色素であり,生成された間接Bil(I-Bil,非抱合型)は血中でアルブミンと結合して肝に運搬され,グルクロン酸抱合を受け直接Bil(D-Bil,抱合型)となる.

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アルブミン非結合型ビリルビンとは

 新生児核黄疸は病理学的に大脳基底核の黄染をきたす疾患で,神経・脳障害の原因となる3)

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ICG試験とは

 ICG試験には,15分後の血中停滞率を評価するICG R15と,半減期を評価するICG血漿消失率(ICG K値)がある.

12章 腎機能検査

尿素窒素(BUN) 許田 瑞樹 , 花房 規男
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尿素窒素(BUN)とは

 尿素は窒素代謝終末産物である.

クレアチニン 池田 洋一郎 , 南学 正臣
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クレアチニンとは

 クレアチニンは筋肉中の筋収縮エネルギー源であるクレアチンの最終代謝産物である.