特集 検査値を読む2020
6章 遺伝子・染色体検査
B.腫瘍関連遺伝子・染色体検査
ALK融合遺伝子
松下 一之
1
1千葉大学医学部附属病院検査部/遺伝子診療部
pp.604-604
発行日 2020年4月1日
Published Date 2020/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika125_604
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ALK融合遺伝子とは
anaplastic lymphoma kinase(ALK)遺伝子は2番染色体短腕に存在し,近傍に存在するechinoderm microtubule associated protein-like 4(EML4)との相互転座によりEML4-ALK融合遺伝子が形成されると,その融合蛋白質EML4-ALKはALKの活性化により強いがん化能を有する1).
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