作業療法ジャーナル 55巻1号 (2021年1月)

特集 現場で役立つ福祉用具—自助具・発達障害領域を中心に

  • 文献概要を表示

特集にあたって

 障害者差別解消法(障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律)が施行され,合理的配慮が求められるようになってきている.OTが提供する支援の“福祉用具の適合”も,この合理的配慮に含まれる部分がある.合理的配慮をすることで子どもたちの発達を促すこともできる.本特集では,総論として発達を促す福祉用具について述べた後,上肢機能を発揮するために必要な姿勢保持を促す福祉用具,安定した姿勢の中で手の機能発達を促すための福祉用具,促された手の機能を活用しながら,学習を支援するための福祉用具,今後OTが知っておくべき福祉用具として視線入力等,先端技術の活用,感覚器官や感覚過敏等,感覚の調整が必要な対応として感覚を調整するための福祉用具とその活用と,6つに分けて解説していく.本特集が発達領域にかかわるOTのスキルアップにつながり,子どもたちの豊かな生活を支援できることを期待している.

  • 文献概要を表示

Key Questions

Q1:合理的配慮とは?

Q2:発達を促す福祉用具とは?

Q3:発達を阻害する福祉用具とは?

はじめに

 発達が気になる子どもや発達障害のある子どもたちの生活を支え,発達を促すためには,適切な環境設定が重要となる.環境設定とは,単に子どもの過ごす生活空間の設定だけではなく,使用する道具等も含む.

 道具には,製品化された福祉用具だけでなく,OTが手づくりした自助具も含まれる.また,発達段階に沿った道具を適用することで,発達を促すことができる.発達段階に合っていなければ,発達を促すことは困難になるともいえる.

 2016年(平成28年)に「障害者差別解消法」が施行され,療育の現場でも合理的配慮が求められるようになっている.適切な環境や道具の提供は,この合理的配慮にも当たる.OTは,子どもの発達段階や,発達の特性,生活環境等の情報から,その子どもに必要な道具を,先を見据えながら提供する必要がある.

  • 文献概要を表示

Key Questions

Q1:子どもの発達の変化とは?

Q2:姿勢が崩れる原因は何か?

Q3:姿勢保持を促す取り組みとは?

はじめに

 自閉スペクトラム症(autism spectrum disorder:ASD),注意欠如・多動症(attention-deficit/hyperactivity disorder:ADHD),学習障害(learning disorders:LD)等の発達障害児では,運動のぎこちなさや筋力の弱さ等の発達性協調運動障害(development coordination disorder:DCD)を併発する児も少なくない.実際,臨床現場でも,疾患特性とは別に,多くの子どもで体育等の授業中のダイナミックな運動のぎこちなさや手先の不器用さに加え,姿勢に関する相談を受けることが多い.保護者等からの自宅での日常生活に加え,通園・通学先の保育士や教諭からも,「食事中の姿勢が崩れやすい」,「授業中にいつも机に伏せている」,「だらしなく見える」等,姿勢保持の困難さに対する指摘を受ける児が多い.

 先行研究でも,発達障害における姿勢・協調運動・巧緻運動等の困難さを指摘する報告も散見され1,2),この運動面での問題が日常生活活動や学習,注意・集中へ影響することも指摘されている.さらに,これらに対して早期からの介入を行うことで,さまざまな活動によい影響を与えることが報告されている3)

 本稿では,運動機能の中でも姿勢に焦点を当て,その改善に対しての介入の重要性について,臨床での試みも交えて解説していきたい.

  • 文献概要を表示

Key Questions

Q1:不器用さの要因は?

Q2:手の機能の発達を理解するには?

Q3:発達段階に応じた道具の使用とは?

はじめに

 発達障害の特性の一つに不器用さがある.この不器用さは日常生活においてさまざまな困難さを引き起こす.食事では,スプーンやフォーク,箸がうまく持てない,食べこぼしが多い等の訴えがよく聞かれる.しかし,子ども自身はこれらの訴えに対して,苦手さや困難さを感じていないことがある.子どもはスプーンがうまく使えなければ,手づかみで食べる等して対応していく1).社会に適応していくために,発達に応じた道具の使用を促していく必要がある.

 道具を使いこなすためには,手の機能の発達と理解力が求められる.手の機能の発達を促す取り組みの一つに自助具の活用がある.自助具は目的とする操作を補助したり,代替したりする道具で,「できないこと」を「できる」ようにしてくれる便利なものである.しかし,活用の仕方を間違えると逆にその道具に依存することになり,発達を阻害してしまうことにもつながる.子どもは発達過程にあることを踏まえ,発達段階に応じた取り組みが必要とされる.本稿では,手の機能の発達を促す方法として,スプーンから箸操作へ発達段階を踏まえながら,そこで使用できる自助具を紹介していく.

  • 文献概要を表示

Key Questions

Q1:学習に必要とされる支援とは?

Q2:子どもの背景に応じた福祉用具の特性とは?

Q3:学校場面での子どもの困りにOTはどう対応すればよいか?

はじめに

 発達障害の分野において,対象児にとって学校への参加は社会的な観点から重要な課題の一つであり,友人との交流を含めた社会的スキルを獲得する場となる.一方で,学校生活の大半は「学習する時間」であり,学業の苦手さによって学校そのものに苦手意識をもってしまうことが問題となることも少なくない.文部科学省の「平成30年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」1)でも,不登校児童は全体で16万人以上おり,学年の上昇とともに不登校児童も増え,その数は年々増加している.学内の問題を起因とした理由でも,「学業の不振」は,「いじめを除く友人をめぐるトラブル」に次いで2番目に多い21.6%となっている.

 米国でのOTの介入領域の一つとして,発達障害児の学校適応支援が挙げられている.米国作業療法協会は,school-based practiceとして対象児の学校適応支援を基盤とした作業療法の実践を提唱している2).わが国でも日本作業療法士協会は,「第三次作業療法5カ年戦略」3)で,第二次より継続して特別支援教育への参画促進を重点項目としている.また,2016年(平成28年)より「障害者差別解消法」に基づき合理的配慮の義務化4)がなされたことにより,ますます学校にOTが求められている現状にある.

 学校で合理的配慮を必要とする対象児の支援に役立つ視点を身につけることは,福祉用具の活用を知ることから始まる.本稿では,日々対象児の支援に活用されている福祉用具の一部を紹介する.

  • 文献概要を表示

Key Questions

Q1:IoT製品の活用とは?

Q2:3Dプリンタの活用とは?

Q3:視線入力装置の活用とは?

はじめに

 作業療法の支援の中で,障害児・者の生活や学習を支援するために,パソコン等のIT支援や環境制御装置,自助具等が今までも使われてきた.ただ,実際にはそういったものは高価なものも多く,また設定にいろいろな知識が必要であるために,OTの中でも専門的に扱う人は多くない.

 しかし,最近は声だけで情報を得たり,家電を動かすことができるAIスピーカー等のIoT(Internet of Things)製品や3次元の物をつくることができる3Dプリンタ,また視線だけでパソコンを操作できる視線入力装置といったものが,比較的安価で,誰でも手に入れることができるようになってきている.

 今回は,IoT製品,3Dプリンタ,視線入力装置等,一般的に広がってきている先端技術を作業療法の支援にどう活用できるか,考えていきたい.

  • 文献概要を表示

Key Questions

Q1:発達障害にみられる感覚特性とは?

Q2:感覚の問題に道具を使用する際のポイントは?

Q3:各感覚領域に有用な道具とは?

はじめに

 発達障害のある子どもや成人の多くに特異的な感覚特性がみられることがある.また,その感覚特性によって生きづらさや不適応等,日常生活に何らかの影響を受けている方々が多く存在する.発達障害にみられやすい感覚の問題の一つに感覚処理障害が挙げられる1).感覚処理障害とは,中枢神経系の何らかの機能異常によって,感覚入力をうまく処理することや感覚情報の統合ができず,情動,行動,運動,学習等に問題が起こっている状態を指し1),発達障害のある人の中には,感覚刺激に対する過敏や低反応等の異常反応がみられることがある.発達障害当事者の自叙伝の中でも,感覚処理の困難や感覚刺激に対する不快体験,苦悩等が数多く報告されている2,3).感覚処理障害に対するアプローチには,感覚統合療法のように感覚処理障害そのものに働きかけるものと,環境調整に分けることができるが,本稿では,発達障害にみられやすい感覚特性に触れながら,環境調整の視点で,感覚刺激をコントロールし発達障害のある人の生活を改善するための道具について紹介する.

講座 感覚の問題に注目しよう!・第6回【最終回】

  • 文献概要を表示

はじめに

 感覚統合理論を体系化した米国のOT,Anna Jean Ayres1)は,1960年代初期から触覚刺激に対する過剰反応に注目し,「触覚防衛」(tactile defensiveness)の概念を提出している.これは,特定の触覚刺激に対して拒否的,嫌悪的な反応を示す状態を指し,発達障害児を対象とした複数の因子分析的研究でこれが多動や注意散漫の症状と関連することを報告している1).その後この概念は,触覚系のみならず前庭系(Ayresの表現では重力不安・姿勢不安)等,触覚以外の感覚系にも認められ,さらに過剰反応のみではなく,低反応も認識されるようになったため,総合的に「感覚調整障害」(sensory modulation disorder)と表現されることが多い2)

 長年,この感覚調整の問題に対してさまざまな介入実践が行われてきてはいるが,この問題が主観的であり,第三者には気づかれにくく理解されにくいため,一部の専門家に知られるにとどまっていた.近年になって,当事者の感覚体験を語った多くの報告や感覚統合の研究成果により,ようやく『DSM-5』にASD者にこのような問題がみられるとの記述が加わったことで,多くの専門職の関心を集めつつある.しかし,この概念の神経・生理・病理学背景に関する統一的見解(理解)は研究途上で,用語やその分類は研究者によってさまざまである.

 そこで本稿では,支援例を紹介しながら,臨床実践を行ううえで重要なポイントを整理することにする.

連載 作業療法を深める ㊾ハームリダクション

  • 文献概要を表示

はじめに

 今日における国際的な薬物規制の取り組みは,第2次世界大戦後,国連主導で行われた条約に端を発している.まず1961年に,アヘンやモルヒネといったオピオイド類,コカイン,大麻を対象とした「麻薬に関する単一条約」が採択され,次いで1971年には,中枢神経興奮薬や鎮静催眠薬,幻覚薬に関する「向精神薬に関する条約」が,そして1988年には,「麻薬及び向精神薬の不正取引に関する国際連合条約」が採択された.いずれの条約にも180カ国以上が批准しており,わが国の薬物規制法もこれらの条約を根拠として制定されている.

 しかし,麻薬に関する単一条約の公布から50年が経過した2011年,各国の元首相や学識経験者を中心に組織された薬物政策国際委員会は,最近50年間の法と刑罰による厳罰政策の効果に関する評価の結果,重大な結論が得られたと発表したのである.それは,厳罰政策が完全に失敗であるとして,各国に早急な薬物政策の見直しを勧奨するものであった1).同委員会によるレビューが明らかにしたのは,50年間,世界中で,規制されたはずの薬物の消費量や,薬物関連犯罪のために刑務所に収容される者の数は増大し続け,同様に,薬物使用者における新規HIV感染者や,薬物過量摂取による死亡者も年々増加の一途をたどっていること,そして,薬物使用者は「犯罪者」という烙印を押され,使用障害の治療や地域における保健福祉的支援から疎外されている,という現実であった.同時に,規制強化は,密売組織に巨利をもたらし,もはや国家権力によっても薬物のブラックマーケットを統制できない状況を生み出したことも指摘されていた.

 このような状況の中で,厳罰政策に代わる政策・実践の理念として登場したのが,ハームリダクション(harm reduction:被害低減)である.本稿では,国際社会がハームリダクションを採用するに至った経緯,そしてハームリダクション政策の実践とその成果について概説したい.

連載 脳損傷者への就労支援—対象者のデータベース化と多職種による支援の試み・第10回

  • 文献概要を表示

 就労年齢にある中途障害者にとって,職業復帰はリハの大きな目標である1).しかし,失語のある人が原職復帰や配置転換,転職等,何らかのかたちで職業復帰した率は8.2〜10.1%と低く2,3),言語障害によるハンディキャップが大きいために職業復帰が困難であることを示している.

連載 老いを育む・第8回

自分の老いを生きるⅠ 柏木 哲夫
  • 文献概要を表示

 「老いをどう生きるか」はそれまでにどう生きてきたかに関係します.それまでの生き方の延長のような老いを生きる人と,それまでとはかなり違った老いを生きる人がありますが,どちらもそれまでの生き方を土台にしている点では,老い方は老いるまでの生活の影響を受けます.現在81歳の老いを日々生きている私自身をみてみても,これまでの人生が私の老いの生き方に色濃く関係していると思います.やや自己分析的になりますが,自分の人生と自分の老い方とどう関係しているかを考えてみたいと思います.

  • 文献概要を表示

Abstract:訪問リハにおける作業療法の仕事の特徴を明らかにすることを目的として,11名のOTにインタビューを実施した.1,187枚のラベルが得られ,質的帰納的分析の結果,7つの大カテゴリ:【仕事の内容と特徴】,【クライエント(以下,CL)の特徴】,【連携】,【視点】,【やりがい】,【悩み】,【学習と教育】が抽出された.訪問リハの作業療法の仕事の特徴として,限られた時間の中でCLの生活課題に効率的に介入する視点の重要性や,時間管理の技能と適応の必要性が語られた.また,CLの生活にかかわれることがOTのやりがいと関連していたが,一方でCLや連携相手から求められる内容へのジレンマや悩みがうかがえ,OTの役割を示せていないことや,それによる専門職の適材適所が行えていない現状もうかがえた.

わたしの大切な作業・第33回

メモを取る 平松 洋子
  • 文献概要を表示

 メモを取るのが長年の習慣で、気になることや覚えておきたい事柄があると、自然に手がノートを探っている。

 何十年も愛用している横罫・B6版「ツバメノート」の少し硬い表紙に、すぐ書けるようにボールペンが引っかけてある。新聞や雑誌を読んだとき、気になった記事の内容。急に思いだした連絡事項。買物メモ……些末なことでも、とにかく書きつける。もちろん、取材のときは片時もノートとペンを放さない。自分にしか判読できない字を高速スピードで書き連ねていると、その場の声や空気までリアルに蘇ってくる。

  • 文献概要を表示

●作業療法士=科学者

 自分のことを科学者だと考えたことがあるだろうか.日本学術会議が発表した『声明 科学者の行動規範—改訂版—』(2013年)をみると,科学者とは,“所属する機関に関わらず,人文・社会科学から自然科学までを包含するすべての学術分野において,新たな知識を生み出す活動,あるいは科学的な知識の利活用に従事する研究者,専門職業者を意味する”(p5)とある.作業療法士が専門職として働くかぎりにおいて,まぎれもなく作業療法士は科学者である.

 科学者である以上われわれには,科学的な根拠に基づく最良のサービスを対象者に提供する義務がある.また,絶えず自らの専門知識や技術の向上に努めるとともに,新しい知の創造に寄与しなければならない.そして当然のことながら,他者の知的成果を尊重し,ねつ造,改ざん,盗用等の不正行為に加担してはならない.

あなたにとって作業療法とは何ですか?・第73回

  • 文献概要を表示

素潜りの後の 一呼吸

 そのこころは,「あたり前すぎて,意識さえされないことの大切さを気づかせてくれる」.

 祖父母の家が海辺にあり,夏の帰省時は水泳が日課でした.あるとき潜りたくなって,素潜りにはまりました.

シリーズ ポストコロナ社会を考える—変わるもの,変わらないもの

  • 文献概要を表示

リモートワークがもたらす「自由さ」

 新型コロナウイルスの感染拡大が社会に与えた影響は,私たちの社会生活に大きな影を落としている.そうした中でも比較的ポジティブに受け止められているのが,リモートワークの導入だ.リモートワークには,従業員のワークライフバランスや業務全体の効率化等のメリットがあるとされており,コロナ禍がもたらした数少ない「よい方向への変化」と見なされている.

 まず現状を確認してみよう.日経ウーマノミクス・プロジェクトによると,同会員を対象にした調査では74.8%が,コロナ禍収束後も在宅勤務を継続したいと回答したという.海外の事例では,欧州で行われたOkta社の調査において,英国の回答者のうち,週5日のオフィス勤務に戻りたいと回答したのは4人に1人に過ぎず,また完全なリモートワークを希望したのは17%であり,理想的なシナリオは,パートタイムベースで在宅勤務が可能な,柔軟なモデルだったと報じられている.

  • 文献概要を表示

 わたしは,未来とは予測するものではなく,つくり出すものだと考えているので,何が変わり,何が変わらないかを考えるのはなかなか難しい.社会の見通しが悪い状態も続いているが,それでも時が経つにつれて,世界が以前のように元通りにならないのだろうなという思いだけは募っていく.

 コロナ禍以降で,わたしの生活で起こった変化を即物的にいってみれば,スクリーンタイムが大幅に増加したことと,物理的な移動がとてつもなく減少したこと,この2点に要約される.生活圏が凝縮され,会って話す人数も激減したことで,作業に取り組んだり,本や論文を読んだり,家族と一緒に過ごしたりする時間が大幅に増えた.しかし,その分,家族や親しい人以外の他者と適切な距離をとれなくなっているように感じる.ビデオ会議で仕事をしていると,合理的な対話はできるが,親密な雑談はしづらいというのは多くの人が感じていることだと思うが,一番つらいのはオンラインで講演を行うことだ.物理的な会場の観客が目の前にいないことで,虚空に向かって話している感覚に包まれ,話し終わったあとには毎回,もう二度とやりたくないとさえ思う.以前,ヘルメット付きの宇宙飛行服を着て会話をするという体験をしたことがあるが,そのときに相手の存在がとてつもなく遠くに感じられ,孤独を味わったことと似ている.

特別企画 本を読もう!!

本を読もう!!
  • 文献概要を表示

 弊誌の特別企画「本を読もう!!」をお届けします.読者の皆さん,最近,本を読まれましたか? それは専門書ですか? 自己啓発書ですか? それとも血湧き肉躍るエンターテイメント小説ですか? 第3段となる今回も,第一線で活躍される先生方から,専門書,小説,漫画とジャンルを問わずにご推薦いただきました.今年最初の1冊を,この中から選んでみるのはいかがでしょう.読書の時間をお楽しみください.

昭和の暮らし・第49回

  • 文献概要を表示

 お湯を使うことは共通,でも形は国によってさまざまである.

 寒くなってくると,さまざまな暖房器具が登場してくる.使うシーンや熱源,温かさの程度等により個人個人の好みに合わせて選択することができる.

広場

  • 文献概要を表示

 味わい深いねこの版画で知られる版画家の大野隆司さん.読者の皆さんも一度は大野さんの作品を目にしたことはあるのではないでしょうか.その大野さんが,千葉県松戸市内のギャラリーで,ダウン症の作家 黒川祥生さんとの共作の展覧会「猫月展」(2020年10月22〜25日)を開くというのでおじゃましました.

 会場に入ったとたん,たくさんの作品に目を奪われました.その数なんと130点.黒川さんが脇目も振らず色紙に書き綴った漢字に,大野さんが水彩画を描くというコラボレーションです.

--------------------

目次

表紙のことば/今月の作品

お知らせ

第56巻表紙作品募集

Archives

学会・研修会案内

研究助成テーマ募集

次号予告

編集後記 竹内 さをり
  • 文献概要を表示

 今回の特集は,発達障害領域の福祉用具の活用についてである.本誌は今号より55巻となるが,発達障害の福祉用具・環境整備の特集ははじめてとなる.

 発達を促す環境設定について,企画者でもある鴨下氏の総論にはじまり,姿勢保持,食事や書字における手の機能,書字等の学習に対して,OTは子どもの何を捉え,対応するのかをわかりやすくお伝えいただいた.また,IoT製品や3Dプリンタ,視線入力装置等,私自身その道に長けていないと抵抗を感じていた機器も,安価で手軽に利用できることを知ることができた.さらに視覚,触覚に対する感覚器官の障害に応じた道具があることを初めて知った.

基本情報

09151354.55.1.jpg
作業療法ジャーナル
55巻1号 (2021年1月)
電子版ISSN: 印刷版ISSN:0915-1354 三輪書店

文献閲覧数ランキング(
9月6日~9月12日
)