Japanese
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特集 現場で役立つ福祉用具—自助具・発達障害領域を中心に
先端技術の作業療法への活用
Utilization of advanced technology for occupational therapy
糸賀 孝
1
Takashi Itoga
1
1広島市こども療育センター
pp.35-39
発行日 2021年1月15日
Published Date 2021/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202368
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Key Questions
Q1:IoT製品の活用とは?
Q2:3Dプリンタの活用とは?
Q3:視線入力装置の活用とは?
はじめに
作業療法の支援の中で,障害児・者の生活や学習を支援するために,パソコン等のIT支援や環境制御装置,自助具等が今までも使われてきた.ただ,実際にはそういったものは高価なものも多く,また設定にいろいろな知識が必要であるために,OTの中でも専門的に扱う人は多くない.
しかし,最近は声だけで情報を得たり,家電を動かすことができるAIスピーカー等のIoT(Internet of Things)製品や3次元の物をつくることができる3Dプリンタ,また視線だけでパソコンを操作できる視線入力装置といったものが,比較的安価で,誰でも手に入れることができるようになってきている.
今回は,IoT製品,3Dプリンタ,視線入力装置等,一般的に広がってきている先端技術を作業療法の支援にどう活用できるか,考えていきたい.
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