小特集 学生とのかかわりからみた臨床実習
臨床実習指導に関する考察—学生の反応を中心として
貝森 則子
1
,
鈴木 妙
1
,
奥野 美智子
2,3
1埼玉県立衛生短期大学
2虎の門病院分院
3元:埼玉県立衛生短期大学
pp.77-81
発行日 1983年2月25日
Published Date 1983/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907783
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看護教育では,臨床実習(以下‘実習’という)が学生の看護する能力を高めていく場として重要視されている.‘実習ぬきに看護教育はありえない’と考える反面,‘学生は実習で何をどう学んでいるか’という問いがある.学生が何を学んでいるのか,私たちは必ずしも明確にはとらえ得ず,指導者の断片的な意見の持ち寄りで,時には一方的に学生を批判していることはないであろうか.指導される側の学生からの‘実習に関する反応’を掌握することは大切である.本稿では実習指導に関する反省と課題について考察する.
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