小児科診療 88巻11号 (2025年11月発行)

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特集　気管支喘息とその周辺　Up to Date

序文高増　哲也 88巻11号 , 2025年11月 , pp.1393-1393

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　気管支喘息は30年前には小児疾患のなかでも入院患者数が多く，死因のワースト10に入る疾患であったが，近年では死亡はきわめて珍しくなり，入院する患者数もかなり減少している．これは吸入ステロイド薬をはじめとする気管支喘息の予防治療の進歩のみならず，感染症の予防，環境の変化も関連していると考えられる．しかしながら今でも小児分野のコモンな疾患の代表であることには変わりなく，小児と家族のQOLに大きな影響を及ぼしている疾患である．

Ⅰ．気管支喘息の病態と治療

小児気管支喘息治療・管理ガイドライン2023について滝沢　琢己 88巻11号 , 2025年11月 , pp.1397-1400

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SUMMARY

▷小児気管支喘息治療・管理ガイドライン（JPGL）2023は最新のエビデンスを集約し，第8版として刊行された．

▷長期管理目標に急性増悪の回避を明示し，管理指針を明確化した．

▷吸入ステロイド薬/長時間作用性β₂刺激薬配合剤（ICS/LABA）の推奨度を引き上げて，低年齢児への使用を拡大した．

▷重症例における生物学的製剤の優先度を強調した．

▷共同意思決定を図示し，患者中心の医療による喘息治療を強調した．

急性期治療田中　ふみ , 二村　昌樹 88巻11号 , 2025年11月 , pp.1401-1404

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SUMMARY

▷喘息発作時は重症度を適切に評価し，迅速な治療開始が重要である．

▷治療の中心は短時間作用性吸入β₂刺激薬（SABA）吸入と全身性ステロイド薬投与である．

▷小発作はSABA吸入，中発作はSABA反復吸入に加え，ステロイド薬や酸素吸入も考慮する．

▷治療反応により薬剤を調整し，改善がなければ入院や治療強化，合併症も考慮する．

▷退院時には家庭での発作時対応や吸入手技の確認が重要である．

集中治療和田　翔 , 池山　貴也 88巻11号 , 2025年11月 , pp.1405-1410

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SUMMARY

▷気管支喘息への集中治療に関するガイドラインの記載は限られている．

▷病態の中心は気道抵抗上昇であるが，肺コンプライアンス低下の併存などがないか評価する．

▷高流量鼻カニュラ（HFNC）下の短時間作用性β₂刺激薬（SABA）吸入では循環への影響に注意が必要である．

▷HFNC使用時には早期の効果判定が重要である．

▷使用頻度が少ない薬剤，人工呼吸，体外式膜型人工肺（ECMO）による治療では，チーム医療が必要となる．

▷早期のPICUへの搬送や集約化は有効であり，連携体制の構築が求められる．

小児気管支喘息の長期管理薬：吸入ステロイド薬を中心に長尾　みづほ 88巻11号 , 2025年11月 , pp.1411-1418

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SUMMARY

▷吸入ステロイド薬（ICS）は小児喘息の基本的治療薬として位置づけられる．

▷製剤ごとの特徴とデバイス選択が効果と安全性に影響する．

▷症状に応じた用量調整と段階的ステップアップ/ダウンが必要．

▷副作用は少ないが，適正使用とモニタリングが重要．

生物学的製剤の使用法・注意点手塚　純一郎 88巻11号 , 2025年11月 , pp.1419-1423

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SUMMARY

▷小児では長期的な副作用をさけるため経口ステロイド薬より生物学的製剤を優先的に検討する．

▷5種類の生物学的製剤は標的や適応年齢，用法・用量が異なる．

▷『喘息予防・管理ガイドライン2024』で臨床的寛解の概念が導入された．

▷バイオマーカー〔末梢血好酸球数，呼気中一酸化窒素濃度（FeNO），総IgE値〕による製剤選択が重要である．

アレルゲン免疫療法と気管支喘息小林　茂俊 88巻11号 , 2025年11月 , pp.1425-1428

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SUMMARY

▷アレルゲン免疫療法（AIT）は，アレルギー疾患の自然経過を変える根本的治療となる可能性がある．

▷AITは，アレルゲン特異的Th2型免疫応答の制御を主たる治療標的とする．

▷AITには，皮下免疫療法（SCIT）と舌下免疫療法（SLIT）がある．

▷AITにより，気管支喘息の発症予防や気管支喘息コントロールの改善が期待できる．

▷AITは，十分な説明と指導で高いアドヒアランスが維持できる．

発症予防成田　雅美 88巻11号 , 2025年11月 , pp.1429-1432

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SUMMARY

▷気管支喘息は多因子性疾患で，発症には遺伝的因子と生後早期の環境因子が強く関与する．

▷ダニ感作は喘息発症のリスク因子だが，ダニ曝露回避のみの介入は発症予防として推奨されない．

▷妊娠中の母親の喫煙や受動喫煙，出生した児の受動喫煙の回避は喘息発症予防のため推奨される．

▷妊娠中からのビタミンD不足の是正は発症予防に有用である可能性がある．

▷腸内細菌叢は生後早期の環境因子と喘息発症をつなぐメカニズムとして重要であるが，プロバイオティクス投与による発症予防効果はみとめられていない．

内科からみた喘息の移行期治療趙　健助 , 永田　真 88巻11号 , 2025年11月 , pp.1433-1437

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SUMMARY

▷小児喘息の多くは成人期治療へと移行する．

▷成人喘息の治療・管理には『喘息予防・管理ガイドライン（JGL）』を用いる．

▷治療の移行に際しては，ガイドラインでの小児と成人における治療ステップが異なること，また治療薬の選択範囲が広がることなどについて配慮を要する．

▷ダニアレルギー喘息ではアレルゲン免疫療法を考慮する必要がある．

Ⅱ．周辺疾患

喘鳴の鑑別疾患錦戸　知喜 88巻11号 , 2025年11月 , pp.1439-1443

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SUMMARY

▷小児の喘鳴の原因は多岐にわたる．安易に喘息と診断せず適切な鑑別を行う．

▷喘鳴は吸気・呼気，音調に注意することで病変部位，疾患の推定が可能である．

▷気管支軟化症は特徴が喘息と非常に類似しており基礎疾患のない場合でも注意が必要である．

▷吸入ステロイド薬は気管支軟化症の増悪や慢性気管支炎の増悪をきたす可能性がある．

▷喘息として非典型な症例は精査可能な施設への紹介を積極的に考慮する．

急性細気管支炎長澤　耕男 88巻11号 , 2025年11月 , pp.1445-1449

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▷急性細気管支炎はおもに乳幼児のウイルス感染に伴って生じる，急性下気道炎の一種である．

▷胸部聴診所見上，wheezeを聴取することがあるが，喘息と異なりβ刺激薬への反応性に乏しい．

▷治療は対症療法が主体である．

▷2024年に，おもな原因であるrespiratory syncytial virus（RSV）に対する新しい予防法が複数使用可能となった．

気管支喘息とアレルギー性鼻炎，副鼻腔炎西本　創 88巻11号 , 2025年11月 , pp.1450-1452

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SUMMARY

▷鼻副鼻腔炎は慢性咳嗽の原因として頻度が高く，喘息の鑑別診断として意識すべきである．

▷喘息と鼻副鼻腔炎は双方向に高い確率で合併し，互いに影響を及ぼす．

▷アレルギー性鼻炎や鼻副鼻腔炎の治療により喘息の改善が期待できる．

胃食道逆流症吉田　之範 88巻11号 , 2025年11月 , pp.1453-1456

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SUMMARY

▷胃食道逆流症（GERD）は気管支喘息の増悪因子の1つと指摘されている．

▷近年では食道インピーダンスpH（MⅡ-pH）モニタリングが普及し，非酸性の胃食道逆流（GER）の測定も可能であり，咳嗽とGERの関連性を評価する場合の有用性が期待されている．

▷通常の喘息治療を行っても喘息コントロールが困難な場合には，プロトンポンプ阻害薬を使用する前に24時間MⅡ-pHモニタリングを行い，逆流の程度を確認することは有用であると思われる．

アトピー咳嗽大倉　徳幸 88巻11号 , 2025年11月 , pp.1457-1459

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SUMMARY

▷小児のアトピー咳嗽はまれだが，学童・思春期の遷延性・慢性咳嗽では鑑別に考慮する．

▷慢性咳嗽ではまず肺炎・結核・気道異物など感染症・器質的疾患を確実に除外することが重要である．

▷アトピー咳嗽は中枢気道の好酸球性炎症と咳過敏性亢進を特徴とする非喘息性慢性咳嗽である．

▷日常診療における診断は気管支拡張薬が無効な乾性咳嗽に対してヒスタミンH₁受容体拮抗薬短期投与での治療的診断で行う．

▷アトピー咳嗽は喘息への進展がないため，予後良好である．

誘発性喉頭閉塞症山本　貴和子 , 石川　史 88巻11号 , 2025年11月 , pp.1461-1464

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SUMMARY

▷誘発性喉頭閉塞症（ILO）は様々な外的要因により一過性に起こる喉頭付近の閉塞を特徴とする疾患群である．

▷ILOは異質性の高い疾患群で，「古典的な（classic）ILO」「肺疾患に関連した（lung-diseas-associated）ILO」「運動誘発性ILO（exercise-induced ILO：EILO）」と「出来事に関連した（incident-associated）ILO」の4つの表現型（phenotype）への分類も提案されている．

▷ILOは喘息など他疾患と誤診されやすい．また，喘息との併存もよくみられる．

▷経験的な保存的治療として呼吸法トレーニングや言語療法，バイオフィードバック法などの有効性が報告されている．軽症の場合には診断が明らかにされるだけで症状が改善する場合もある．

心因性咳嗽増田　佐和子 88巻11号 , 2025年11月 , pp.1465-1468

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SUMMARY

▷DSM-5における身体症状症（somatic symptom disorder）の1つと位置づけられている．

▷特異的な診断方法はなく，本疾患を疑って他の身体的疾患を評価することで診断を進める．

▷特徴的な咳嗽や心理社会的因子の有無のみでは診断できない．

▷難治性の場合は心身症の専門家による対応を要する．

そもそも気管支喘息とは何者なのか高増　哲也 88巻11号 , 2025年11月 , pp.1469-1472

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SUMMARY

▷気管支喘息を，気道の慢性炎症，気道過敏性，気流制限，リモデリング，アレルギーの5つの視点から捉える．

▷気道炎症と気道過敏性は関連しあっているが，本態の中心は気道過敏性であると考えられる．

▷気管支端息はアレルギー疾患といえるかについては，視点によって判断の分かれるところである．

▷日常診療で最も有用なのは，β₂刺激薬の吸入前後の変化を確認することである．

▷予防治療は効果の有無を確認しながら，継続するか中止するかを判断すべきである．

Ⅲ．多職種による生活指導の実際

生活指導田阪　祐子 88巻11号 , 2025年11月 , pp.1473-1477

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SUMMARY

▷気管支喘息の治療は，薬物療法と同時に気道炎症を増悪させる危険因子対策も重要である．

▷子どもと家族への生活指導を行ううえで大切なことは，信頼関係を構築することである．

▷医療者からの情報提供や指導が一方向にならないよう，子どもと家族の疾患や治療の理解を確認することが必要である．

学校における対応菅野　訓子 , 吉原　重美 88巻11号 , 2025年11月 , pp.1479-1483

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SUMMARY

▷学校での対応が必要な場合は，学校生活管理指導表（アレルギー疾患用）を提出する．

▷アレルゲンに対する環境整備をして急性増悪を阻止する．

▷運動誘発気管支収縮がある場合，長期管理薬の見直し，患者教育の再考，追加治療などで対応する．

▷急性増悪時の対応は学校，主治医，保護者で話し合っておくようにする．

サマーキャンプ宮本　学 88巻11号 , 2025年11月 , pp.1485-1488

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SUMMARY

▷キャンプ療法は，医療・教育・心理支援を兼ねた体験型活動であり，わが国でのアレルギー児を対象としたキャンプ療法は60年以上の歴史がある．

▷アレルギーサマーキャンプには，児のQOL向上，自己効力感の向上，治療効果改善などの効果がある．

▷医療者にとっても患児の実生活にふれる機会となり，今後も継続すべき重要な取り組みである．

吸入指導松下　一樹 88巻11号 , 2025年11月 , pp.1489-1494

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SUMMARY

▷吸入療法は薬剤を直接気道に届ける治療であり，正しい吸入手技の習得と継続が重要である．

▷小児では年齢や発達段階に応じた指導が必要であり，乳幼児期は保護者主体の支援，学童期以降は本人の理解と参加を促す．思春期には自己管理を意識させるが，保護者の見守りも継続する．

▷吸入デバイスは年齢や吸気力に応じて選択し，手技の確認は定期的に行う．患児それぞれができる方法を一緒に考え，自己効力感を育てるかかわりが重要である．

薬剤師との連携駒瀬　裕子 , 粒来　崇博 , 西川　正憲 88巻11号 , 2025年11月 , pp.1495-1500

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▷吸入は喘息治療の基本であり，小児の場合年齢や発達段階による難しさがある．

▷小児の吸入療法を支援するためには，医師だけでなく，薬剤師，看護師など多職種のかかわりが重要である．喘息治療や吸入に関する専門家を育てる講習会が行われている．

▷特に薬剤師のかかわりは必須であり，システム構築のためには地域にあった方法を話し合いコンセンサスを得ることが重要である．

薬物療法における費用対効果の視点巽　道代 88巻11号 , 2025年11月 , pp.1501-1505

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SUMMARY

▷有効性・安全性・経済性を考慮した「フォーミュラリ」の導入が推進されており，現在では全国30地域で地域フォーミュラリが運用されている．

▷本稿では薬剤の費用対効果に注目し，経済的視点を交えた治療選択の重要性を提起している．

▷特にICS/LABA製剤は治療強化により費用が急増しやすく，薬剤選択には病態とデバイスの特性，そしてアドヒアランスを考慮することが求められる．

▷生物学的製剤の薬価は高額で，1か月あたりの薬剤費は約12,000～170,000円と大きな開きがある．薬剤選択は効果と費用のバランスをふまえて慎重に行うことが求められる．

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目次 88巻11号 , 2025年11月 , pp.1394-1395

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お知らせ 88巻11号 , 2025年11月 , pp.1396-1396

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診断と治療〔第113巻・第11号〕特集予告 88巻11号 , 2025年11月 , pp.1452-1452

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本号掲載広告一覧 88巻11号 , 2025年11月 , pp.1456-1456

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お知らせ 88巻11号 , 2025年11月 , pp.1477-1477

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次号予告 88巻11号 , 2025年11月 , pp.1483-1483

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お知らせ 88巻11号 , 2025年11月 , pp.1484-1484

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投稿規定 88巻11号 , 2025年11月 , pp.1508-1509

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投稿論文チェックリスト 88巻11号 , 2025年11月 , pp.1510-1510

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バックナンバー 88巻11号 , 2025年11月 , pp.1511-1511

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奥付 88巻11号 , 2025年11月 , pp.1512-1512

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基本情報

小児科診療
88巻11号
(2025年11月発行)

電子版ISSN：印刷版ISSN：0386-9806 診断と治療社

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小児科診療 88巻11号 (2025年11月発行)

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Ⅰ．気管支喘息の病態と治療

Ⅱ．周辺疾患

Ⅲ．多職種による生活指導の実際

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