特集 気管支喘息とその周辺 Up to Date
Ⅰ.気管支喘息の病態と治療
集中治療
和田 翔
1
,
池山 貴也
1
1あいち小児保健医療総合センター集中治療科
キーワード:
小児喘息
,
集中治療
,
ガイドライン
Keyword:
小児喘息
,
集中治療
,
ガイドライン
pp.1405-1410
発行日 2025年11月1日
Published Date 2025/11/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000001926
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SUMMARY
▷気管支喘息への集中治療に関するガイドラインの記載は限られている.
▷病態の中心は気道抵抗上昇であるが,肺コンプライアンス低下の併存などがないか評価する.
▷高流量鼻カニュラ(HFNC)下の短時間作用性β2刺激薬(SABA)吸入では循環への影響に注意が必要である.
▷HFNC使用時には早期の効果判定が重要である.
▷使用頻度が少ない薬剤,人工呼吸,体外式膜型人工肺(ECMO)による治療では,チーム医療が必要となる.
▷早期のPICUへの搬送や集約化は有効であり,連携体制の構築が求められる.

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