特集 救急IVR手技詳説 with WEB動画
手技詳説編
●血管IVR―四肢,その他
神経線維腫症1型
帖佐 啓吾
1
,
馬場 康貴
1
,
粟井 和夫
1
,
黒瀬 太一
2
,
稗田 雅司
3
1広島大学病院 放射線診断科
2県立広島病院 放射線診断科
3広島市民病院 放射線診断科
キーワード:
神経線維腫症1型
,
レックリングハウゼン病
,
経カテーテル的動脈塞栓術
Keyword:
神経線維腫症1型
,
レックリングハウゼン病
,
経カテーテル的動脈塞栓術
pp.1524-1527
発行日 2018年11月20日
Published Date 2018/11/20
DOI https://doi.org/10.18888/rp.0000000683
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神経線維腫症1型(neurofibromatosis type 1:NF1)はレックリングハウゼン病ともいわれ,カフェオレ斑や神経線維腫を主徴とする常染色体性優性遺伝疾患である。有病率は3千分の1,我が国での患者数は約4万人とされ1),その他,骨病変,眼病変,皮膚病変,脳脊髄腫瘍,消化管間質腫瘍,悪性末梢神経鞘腫瘍,学習障害,注意欠陥多動症など多彩な臨床症状を呈するが,まれに血管脆弱性を背景とした血管破綻による大量出血をきたすことがある。血管病変を合併したNF1の発症率は0.4~6.4%とされており2),しばしば致死的となりうる。
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