今月の臨床 重篤な遺伝性疾患の着床前診断―患者ニーズと診断・治療の現状
疾患各論
神経線維腫症1型(von Recklinghausen病)
堺 則康
1
1東京医科大学皮膚科学分野
キーワード:
神経線維腫症1型
,
着床前診断
,
PGT-M
Keyword:
神経線維腫症1型
,
着床前診断
,
PGT-M
pp.209-213
発行日 2024年3月10日
Published Date 2024/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409211157
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
●神経線維腫症1型(NF1)は常染色体顕性遺伝の母斑症である.genotype-phenotype相関がなく,臨床症状が多彩である.
●諸外国では,NF1に対してPGT-Mがすでに実施されている国が多く,NF1は着床前診断の対象疾患の1つと考えられている.
●本邦の現状は,NF1は着床前診断の対象と考えられていない.しかし,海外の状況と乖離しており,実施するか否かの議論を避けて通れないと思われる.
Copyright © 2024, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.