看護教育研究
教育・指導技術を学習するための教育方法の一考察―DM患者の指導計画立案およびロールプレイングを実施して
仲沢 富枝
1
1山梨県立看護大学短期大学部
pp.398-402
発行日 2001年5月25日
Published Date 2001/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663902507
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はじめに
慢性疾患が増加する中,看護基礎教育においても看護の「教育的役割」について教えることが求められており1),様々な教育の工夫がなされている2~4).
本学では,成人看護学において,「生涯にわたり疾患のコントロールを必要とする人の看護」の単元を設け,この単元で教育的役割の必要性やあり方についての講義を行う.これをふまえて教育・指導技術の修得のために演習を行い,指導計画の立案(以下計画立案とする)と,ロールプレイングを実施し,演習終了後,各自が学習したことをレポートとして提出させ,これによっで学習評価を行っている.
レボートの分析から,「計画立案」と「ロールプレイング」という教育方法の有効性が示唆されたので報告する.
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