連載 授業を良くする! 教育関連理論・11
評価で授業と学習を改善する
西野 毅朗
1
1京都橘大学 教育開発支援センター
pp.844-850
発行日 2018年9月25日
Published Date 2018/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663201087
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授業における評価の基本
ここまで授業づくりの基礎理論の1つであるADDIEモデルにしたがい,分析(Analysis),設計(Design),開発(Development),実施(Implement)という流れで書き進めてきました。そして今回は,最後の評価(Evaluation)を扱います。
授業における評価には教育評価と学習評価という用語がみられます。教育評価(Evaluation)は,第二次世界大戦後にタイラーが提唱した考え方です。教育という働きかけの営みによって子どもの能力は変化することを前提とし1),その変化を評価することで教育実践を反省・改善することにつなげられると主張しました2)。
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