実践報告
看護技術教育における授業改善への試み(Ⅰ)―<学習支援システム>の開発プロセスと授業の実際
栗原 保子
1
,
越智 由紀子
1
,
井黒 香織
1
1宮崎県立看護大学
pp.444-447
発行日 2000年6月25日
Published Date 2000/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663902272
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はじめに
本学では,学生の看護技術の修得過程において,主体的な取り組みを促し,学生個々の技術修得レベルを高めるための教育方法として,千葉大学看護学部基礎看護学教室で開発された教育システム1,2)を導入している.
この教育システムは,イメージ学習法を取り入れた〈自己学習―グループ学習―個別指導―自己評価〉システム3)であり,看護技術の実習書とビデオ教材を用いて,学生が積極的に看護技術のイメージを描いて実習するところに特徴がある.しかし,学生の看護技術のイメージの描き方は技術の性質および学習状況によって異なっており,技術の修得段階も様々である.
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