スポット
大量調理の調理特性と食品成分表の調理後栄養成分値の検討
岡部 哲子
1
Tetsuko Okabe
1
1天使大学看護栄養学部 栄養学科
pp.10-12
発行日 2024年7月1日
Published Date 2024/7/1
DOI https://doi.org/10.32118/cn145010010
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はじめに
食品の切裁や加熱などの調理工程において,成分値は変動する1).したがって,給食施設における給与量評価においても,実際に摂取する状態に近い調理後の成分値を用いることが望ましいと考えられる2).日本食品標準成分表(以下,食品成分表)3)には調理後食品の成分値が収載されている.また,収載がない場合は,調理による成分変化率区分別一覧(以下,成分変化率)から成分値の推計が可能である.
そこで,本稿では大量調理における調理法の特性を踏まえ,食品成分表に収載のある調理後の成分値が,どれだけ実際の献立に対応するか検討を行ったので紹介する.
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