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若年発症成人型糖尿病(MODY)について,管理栄養士が知っておきたい基礎知識
箕浦 祐子
1
,
田中 慧
2,3
,
岩﨑 直子
2,3,4
Yuko Minoura
1
,
Satoshi Tanaka
2,3
,
Naoko Iwasaki
2,3,4
1札幌医科大学医学部 遺伝医学
2東京女子医科大学 総合医科学研究所
3東京女子医科大学 内科学講座 糖尿病・代謝内科分野
4東京女子医大附属八千代医療センター 糖尿病・内分泌代謝内科
pp.13-15
発行日 2024年7月1日
Published Date 2024/7/1
DOI https://doi.org/10.32118/cn145010013
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はじめに
日本糖尿病学会刊行の「糖尿病診療ガイドライン2019」では,糖尿病の成因分類として,1型糖尿病・2型糖尿病・妊娠糖尿病に加え,「その他の特定の機序,疾患によるもの」という分類があり,その一つとして「遺伝因子として遺伝子異常が同定されたもの」と記載されている1).この分類自体は2012年より使われており,管理栄養士の教育に用いられる教科書にも同様の記載がある.しかし,「遺伝因子を成因とする糖尿病」について,管理栄養士教育の中で触れられることは,あまりないのではないだろうか.
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