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特集 囊胞腎
【囊胞性腎疾患の病態・疫学】
多発性囊胞肝(PLD)関連遺伝子異常
Polycystic liver disease genes
西尾 妙織
1
NISHIO Saori
1
1北海道大学病院 リウマチ・腎臓内科
キーワード:
ADPKD
,
ADPLD
,
ARPKD
Keyword:
ADPKD
,
ADPLD
,
ARPKD
pp.499-502
発行日 2022年10月25日
Published Date 2022/10/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000321
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はじめに
多発性囊胞性肝(polycystic liver disease:PLD)は,胆管細胞由来の肝囊胞が進行性に増殖することを特徴とする遺伝性疾患のことをいう。PLDは,1856年に常染色体顕性(優性)多発性囊胞腎(autosomal dominant polycystic kidney disease:ADPKD)に関連する病態として最初に報告され,その後,1925年に独立した病態としてPLDの存在が報告された1)。これまでに12個の原因遺伝子が同定されているが,PLDの複数のケースではいまだ遺伝子が同定されていない。
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