発行日 2010年6月1日
Published Date 2010/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2010265970
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57歳男性。患者は胸部X線にて異常陰影を指摘され、精査加療目的で外科へ紹介となった。胸部X線では右下肺野に径2cm大の結節陰影がみられ、胸部CTでは右下葉S8に径23×18mmの不整形結節陰影が認められた。また、PETでは同部位に集積像がみられた。本症例は短期間で腫瘍の増大傾向、CT上でスピクラを伴ったことから、肺悪性腫瘍が疑われ、右下葉部分切除術を施行したところ、病理組織学的に肺炎症性線維芽細胞性腫瘍と診断された。尚、術後4ヵ月経過現在、再発は認められていない。
©Nankodo Co., Ltd., 2010