発行日 2010年6月1日
Published Date 2010/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2010265968
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35歳男性。患者は検診の胸部X線にて異常陰影を指摘され、胸部CTにて右中下葉間に境界明瞭な結節を認め、経過観察となった。今回、2年経過で胸部CTで結節の増大傾向が認められ、胸膜腫瘍が疑われ、著者らの施設へ紹介となった。入院時、胸部X線・CT所見より壁側胸膜由来の孤立性線維性腫瘍(SFT)と診断され、胸腔鏡下で腫瘍切除術が施行された結果、病理組織学的に本症例はSFTであった。尚、術後は経過良好であり、24ヵ月経過現在、無再発生存中である。
©Nankodo Co., Ltd., 2010