編集後記

　2022年（令和4年），春．いまだにコロナが終息することもなく，多くの国民は自宅で自粛している状況である．生活の幅を狭められた生活が3年目．障害のある対象者においても，場合によってはサービスが受けられない，家族との面会ができない，外出ができない等つらい毎日を過ごされているかもしれない．しかし，それでも皆，必死に生きている．本当の春を待ちわびながら．

　とんでもないニュースが飛び込んできた．2月24日，ウクライナへロシアが軍事侵攻してしまった．目を疑うようなシーンがテレビで放送される．軍事施設への破壊だけでなく，住居や学校，スーパー，道路までもが攻撃されている．逃げ惑う人々．隣国へ助けを求め，家族との別れに涙する人々．中には障害がありながらも前を向き，避難先へ進まれる方も．けがをされた国民の治療現場であるはずの病院では，電気・水道・暖房がストップしている様子もみられた．一般の方々の死が目の前に．何ということだ．言葉が出ない．