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編集後記
山本 伸一
pp.1168
発行日 2020年9月15日
Published Date 2020/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202271
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COVID-19は2020年(令和2年)2月ごろから猛威を振るい,日本を恐怖に陥れた.とどまることなく世界中で混乱を招き,現在に至っている.私たちは,病院・施設・事業所等の勤務先だけでなく,個人レベルにおいても,生活のあり方を「新しい生活様式」に四苦八苦しながら適応しようと努力しているところである.
一方,日本作業療法士協会による「COVID-19に関する会員緊急調査(期間:2020年4月27日〜5月1日,回答者数:15,292)」では,OTの感染対策に対する脆弱さが明らかとなった.今後その対策を急がなくてはならない.しかしながら作業療法場面においては,フロア等の職員配置の工夫(行き来を制限する等)や現場職員が作製したパーテーションをテーブルに設置し,飲食ができるような環境を提供する工夫等も報告され,リモートによる代替としての支援・指導も普及しつつある.それらは,作業療法.「生きるための作業」である.OTは,いかなるときでも対象者と向き合っている.頑張ろう,OT.
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