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編集後記
山本 伸一
pp.108
発行日 2018年1月15日
Published Date 2018/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201179
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2018年(平成30年)の幕開けである.理学療法士・作業療法士法が施行され,50年以上が経つ.その間,リハ業界は,すばらしい発展を遂げてきた.先人の先生方のご努力が実を結び,その積み重ねによって「今」がある.失敗と成功の狭間の中で一喜一憂し,少しずつの前進による「現在」.ハイテクノロジー(ロボット)と作業療法の協働セラピーも夢ではなくなった.賛否両論はあるだろうが,非常に興味深い.
さて,今月の特集は「OTの臨床で使える運動・スキル学習の知識と実践」である.なんとも興奮するテーマではないだろうか.回復期リハ病棟が導入され,麻痺側上肢への介入があたり前になったころから「脳の可塑性」,「運動学習」に基づいた介入等が広がったことも事実である.今では,ボトックスやTMS,川平法,CI療法等,慢性期の麻痺上肢に対するアプローチもあたり前になりつつある.
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