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編集後記
竹内 さをり
pp.1250
発行日 2016年10月15日
Published Date 2016/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200753
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作業療法ジャーナルは今年50巻であるが,「強度行動障害」の特集は過去になく,初めて本誌上でその状態像やアプローチについて示されたとのことである.私自身,「強度行動障害」のことは,宮崎明美氏(弊誌編集委員)に編集会議でお会いする度にうかがってはいたが,その状態像について具体的なイメージをもつことができていなかった.
本特集を読み,わが国での取り組みの経緯やその研究推移,まだ具体的な検討がなされて20年あまりしか経っていないこと,その中で概念,定義の検討,原因,機序への吟味がなされてきたことを知った.最近では,2013年(平成25年)から人材育成の体系的な研修のあり方が示されるようになったとのことで,専門職においても正しい認識が十分になされていないことを理解した.
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