書評
『13の実践レシピで解説!看護を教える人が発問と応答のスキルを磨く本』
小瀬古 伸幸
1
1訪問看護ステーションみのり
pp.363
発行日 2023年7月15日
Published Date 2023/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689201161
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質問ではなく、発問。対応ではなく、応答。
本書のタイトルを見た時、なぜ「発問」と「応答」という表現が使われているのかと疑問を感じましたが、冒頭を読んですぐにその意味が理解できました。
本書では発問の意味を、「学生たちにより深く考えてもらうため、教員から意識的に投げかけ、問いかけるアプローチ」としています。つまり、学びを促進するための問いです。一方、応答は「学習者からの発言や意見、考えを受け止め、それに対して指導者が適切な反応を示すこと」という意味であり、著者らはそれを重要視し、特に読者に伝えたいという思いがこの本には込められています。
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