―そのセミナーは心理的安全性に包まれていた―「発問と応答」リアルセミナーの報告から

突然ですが、皆さま、お手元にスマートフォン（スマホ）はございますでしょうか？　もしくはPCの前にお座りでしょうか？　よろしければ、スマホもしくはPCでGoogleを開き、「発問　応答　書籍」と入力し検索をかけてみてください。―いかがでしょうか？　おそらくこの『13の実践レシピで解説！　看護を教える人が発問と応答のスキルを磨く本』という書籍が検索されたことと思います。

あっ、この本、どこかで見たことがあるという方には一言芳恩、すでにもっていますという方には恐悦至極に存じます。

さて、猛暑が来る前の話になりますが、この本の内容をより実践的に掘り下げた対面セミナー「『発問』と『応答』で、学び続ける看護師を育成する　一歩進める実践編！」が、2023年6月11日に開催されました。

本稿では、セミナー当日の様子を紹介するとともに、参加者の生の声、およびアンケートにお寄せいただいた感想から、「発問と応答」という“マインド”がもつ力と、その力の現場での生かし方について報告したいと思います。