連載 めざせ 楽寿食・9
栄養管理と食事計画―咀嚼・嚥下機能に問題がある場合の1日の献立
松月 弘恵
1,2
,
住垣 聰子
2
,
井上 典代
2
,
大沼 奈保子
2
1東京家政学院大学
2E-net
pp.771-776
発行日 2002年9月15日
Published Date 2002/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901554
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
前回は咀嚼・嚥下等の摂食機能に問題がない場合の1日の食事計画について述べた。毎日の食生活において栄養素をバランスよく摂取するためには,表に示したように(咀嚼・嚥下機能に問題がない場合には)3食規則正しく食べることが原則となる。しかし,ベッド上での生活時間が長い場合には消費エネルギー量が少ないため,1日3回食がよいか,2回食がよいかは個人によって異なる。
日本人の食生活史を見ても,労働の厳しい農民は別として,多くの人が1日3回食事をするようになったのは,身体活動量の多い武士が政権を握った鎌倉時代からである。
Copyright © 2002, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.