連載 めざせ 楽寿食 13
栄養管理と食生活の工夫―経腸栄養剤の料理への応用
松月 弘恵
1,2
,
住垣 聰子
1
,
井上 典代
1
,
大沼 奈保子
1
1東京家政学院大学
2E-net
pp.72-76
発行日 2003年1月1日
Published Date 2003/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100616
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在宅療養において摂取量が低下し栄養摂取が困難になると,経口タイプの経腸栄養剤を処方されることが多い。しかし経腸栄養剤はその特有の風味と味のバリエーションが限られているために,継続して飲用したり,多量に摂取することは難しい。すなわち経腸栄養剤の飲用は栄養摂取の手段として有効なものであっても,なかなか受け入れられないのが現状である。そのため,「どうしたら飲みやすくなるのか」「料理に応用できないのか」といった問い合わせは多い。
そこで筆者らは,経口タイプの栄養剤や濃厚流動食も料理の素材の1つと考えて,料理や献立への応用を試みている。
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