連載 新人看護師教育がうまくいく OJTのコツ―「理解」と「支援」から始める・2
プリセプターシップ―「プリセプターとうまくいかない?!」
西田 朋子
1
1日本赤十字看護大学・看護教育学
pp.600-603
発行日 2014年6月10日
Published Date 2014/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686103115
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皆さんの施設には,今年何名の新人看護師が就職しましたか? 今日の新人の表情や様子,部署の雰囲気,また直接指導にあたる先輩看護師の様子はいかがでしょうか。
新人を迎える前には,来年度は誰をプリセプター(実地指導者,メンター等)にするかを検討したことでしょう。そして,入職してきた新人(プリセプティー)は,「誰が私のプリセプターだろう。うまくやっていけるかな」と思うことでしょうし,プリセプターも「私がうまく育てられるだろうか」という気持ちを抱えながら日々を過ごしているかもしれません。
新人看護職員研修制度が開始され,「新人看護職員を直接指導する実地指導者だけではなく,組織全体で新人を育成することが大切である」と研修ガイドラインに示されましたが,やはり直接指導する実地指導者にかかる負担は少なくないようです。
今回は,この時期の新人,プリセプターがどのような気持ちでいるのか,その一端をご紹介し,そこから実行プランを考えていきます。
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