特集 臨床実習指導
臨床実習指導の考察—自己評価への教師のかかわり
鎌田 ミツ子
1
,
一戸 とも子
1
,
平 典子
1
,
斎藤 久美子
1
1弘前大学医療技術短期大学部
pp.223-226
発行日 1986年3月25日
Published Date 1986/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908219
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
病気と闘っている人々は,家族関係,価値観,健康観,健康障害の種類・程度など,あらゆる点において千差万別である.看護は,このような人々と対応し,その人のもつ問題をその人と共に解決していく過程である.つまり,看護は新しい問題との取り組みであるといってもよいであろう.したがって,看護に携わる者には専門的知識や技術はもちろんであるが,問題を解決していく能力が要求される.
看護基礎教育においても,この課題は大きい.問題を解決していく能力を養う方法の1つに自分の看護実践について,繰り返し評価させることがある.そして,その学びを効果的にするためには,教師がどのようにかかわるかが大きな鍵となるであろう.
![](/cover/first?img=mf.1663908219.png)
Copyright © 1986, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.