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臨床実習指導場面における学生と教師のかかわり[1]
鎌田 ミツ子
1
,
山内 久子
1
,
平 典子
1
,
斉藤 久美子
1
,
佐藤 アエ
1
,
島田 ツル
1
,
上野 玲子
1
,
一戸 とも子
1
,
石崎 智子
1
1弘前大学医療技術短期大学部看護学科
pp.554-560
発行日 1981年9月25日
Published Date 1981/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907577
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看護教育における臨床実習は,対象との相互交渉を通して個別性をふまえ,それまでに習得した理論と看護技術を応用して働きかけ,それらの現象から本質・理論へ,抽象から再び具体へとくり返すことによって,看護する能力を高めるために重要である.また,それと同時に学生自身の人間的成長への動機づけとなることをも見逃すことはできない.この学習過程における教師の役割は,学生との直接的かかわりを通して,学生が主体的に自己発揮できるように援助することである.
本学では,1人の看護教師が10余名の学生を担当し,1週間の大半を臨床実習指導にあてているが,学生が援助を必要としているその時に適切な指導ができない,指導効果がなかなか上がらないなどの問題が生じ,臨床実習指導担当教師全員で話し合った結果,‘臨床実習指導のあり方をみつめなおそう’ということになった.
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