特集 臨床実習指導
看護教員の定数化に関する一試案(第2報)—看護過程を中心とした実習指導時間の考察
公立短期大学協会看護系連絡協議会看護教員部会西部グループ
pp.215-222
発行日 1986年3月25日
Published Date 1986/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908218
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はじめに
公立短期大学協会看護系連絡協議会及びその看護学担当教員による,東部・西部に分かれた看護教員研究会の活動については,雑誌“看護”(1982年3月号)に岡山県立短期大学の合田冨美子氏が‘看護教員の定数に関する一試案,臨床実習指導による考察’を発表された.その中で氏は‘今回の試みは“時間”という量的な分野からの分析を中心にみてきたが,学生の到達レベルを問う,質的な分野を中心とした検討も実施されなければなるまい.このことについては今後の課題としたい’と結ばれている.
それを受けて,新設短期大学を加えたり,一部ブロックがえをしながら,福井・滋賀・京都・大阪・三重・神戸・岡山・新見の8大学で西部グループを構成し,毎年当番校を設けて検討を続けてきた.ようやくその質を示すものの1つとして,看護過程を中心とした指導の内容を,形としてとらえることができた.昨年6月開催された本連絡協議会総会でそれを発表し,学長ほか関係者にその成果を問うた.
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