特集 学生の答え,ちゃんと待てますか 今こそ知りたいファシリテーションの心構え
「かかわる」を考える 教えるとファシリテーションの間から
西村 佳哲
1,2
1多摩美術大学
2京都工芸繊維大学
pp.1082-1087
発行日 2015年11月25日
Published Date 2015/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663200383
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
「コピーをつくる」からの脱却
自分の仕事を説明するのは難しいですが,「つくる・書く・教える」三種類の仕事をしています。もともとは建築分野を経て,Webサイトやミュージアム展示物,公共空間のメディアづくりなど,各種デザインプロジェクトの企画・制作ディレクションを重ねています。
実際,ワークショップをたくさん開催していますし,ファシリテーションを行ってはいるのですが,ファシリテーター,とは名乗っていません。そこにある「促進する人・される人」という限定された枠組みを超えて,「かかわる」ということを考えたいと思っています。最新の著作は「かかわり方のまなび方 ワークショップとファシリテーションの現場から」(ちくま文庫)という本ですし,自他問わず,多くのファシリテーションの現場で,「かかわる」ことを考えてきました。
Copyright © 2015, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.