Japanese
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講座
ファシリテーション・テクニック(8)
Facilitation Techniques (part 8)
上田 敏
1
Ueda Satoshi
1
1東大病院リハビリテーションセンター
pp.45-50
発行日 1969年6月9日
Published Date 1969/6/9
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1518100222
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Ⅲ.Roodの体系
Margaret S. Rood(マーガレット・S・ルード)は,はじめOTとして出発し,すでに1950年代のはじめにはロスアンゼルスの南カリフォルニア大学(U.S.C.)作業療法学部の部長(Chairman)となっていたが,その後50年代の半ばになってさらにPTの学校をも卒業し,PT,OT両者の資格をもつとともに,U.S.C.理学療法学部の教授,ついで部長となって,今日に至っている.
その経歴からもうかがえるように,すでに60を越した年齢のはずであるが,会った感じは実に若々しい.小柄な中肉のからだでいつも忙しそうにセカセカ歩き,歩く間も,食事の間も,一瞬の休みもなく話しつづけ,それでいて,アメリカの中老婦人によくみかける神経質な感じが全くなく,あけっぴろげで無邪気な,‘かわいい’おばさんである.気が若いだけでなく,肉体的にも健康で,毎年夏に行なうRood理論の講習会(初・中・上級の3種がある)の昼休みには20代の受講生たちとともにプールで水泳に打ち興じるとのことである.
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