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あとがき
涌井 昌俊
pp.312
発行日 2020年3月15日
Published Date 2020/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542202309
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このたび,編集委員を拝命し,当方にとって初あとがきとなります.新参者の拙い文章に寛容にお付き合いいただけますと幸いです.今後ともよろしくお願いいたします.
令和も2年目に入りましたが,元号の開始は5月1日でしたので,この号が出るとまもなく訪れる桜の開花は令和初ということになり,あちらこちらで令和初の卒業式が催されます.希望と緊張に満ちた若者たちの別れと旅立ちの季節です.ただし,卒業というのは学業だけに限ったものではなく,あらゆる物事に大小さまざまな卒業が存在します.社会人として親元を離れて自立する子をもつ親は,子育てから卒業します.近年では,結婚の卒業,卒婚という新しい形態も誕生しました.婚姻関係を維持しながら個々の人生に旅立つという,“お互いからの卒業”と定義付けられています.多様化の時代といわれて久しいですが,卒業もまさに多様化進行中といったところでしょうか?
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