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あとがき
涌井 昌俊
pp.96
発行日 2026年1月15日
Published Date 2026/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.048514200700010096
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日本人2名のノーベル賞受賞という明るいニュースからまもないタイミングで,記念すべき70巻1号に掲載されるこの「あとがき」を書いています.
坂口志文先生は,仔マウスの胸腺を除去すると自己免疫疾患が発症してしまうという先行研究をヒントに,“自己免疫を抑制するT細胞が存在する”という画期的な仮説を立てて研究を重ねた結果,制御性T細胞の発見に至り,生理学・医学賞を受賞しました.記者会見によればその道のりは決して平たんではなく,成果の予兆が感じられず幾度か研究の継続を迷う場面もあったとのことです.それでも諦めずに正しく悩み続けてたどり着いた偉大な発見だったとうかがえます.

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