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あとがき
酒井 邦嘉
pp.1132
発行日 2018年10月1日
Published Date 2018/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1416201153
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最近になって,「レゴ」というブロックが元々デンマークでデザインされたものだと知り,興味を持った。「Lego」はデンマーク語の「leg godt(よく遊べ)」を略したもので,ラテン語の「lego(〔私は〕集める)」と同じ綴りだ。自動車や建築物などのセットが豊富に用意されていて,レゴのコレクターがいるのもうなずける。自分でも千ピースを超えるセットを組み立ててみた。タイル状のパーツをうまく使うことで,接続用の丸い突起を外にみせないようにでき,模型としての精度が高いことにも驚いた。ブロックは着脱可能であり,絶妙な塩梅で嵌まる精度の高さがある。
レゴは一般の模型やプラモデルと違って,ネジ類や接着剤を一切使わず,着色もしない(金属部品を模したクローム塗装はみかける)。そのため,後から簡単に組み替えられることが,自由な創造を助けている。1つのセットを組み替えたカスタムモデルのことをMOC(my own creation)と言い,そうした作品がインターネット上で数多く発表されている。セットのピースに不足がないという点でも信頼性が高く,パーツはすべて番号で識別されていて,必要な分を追加購入できる。
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