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編集後記
近藤 幸尋
pp.684
発行日 2019年8月20日
Published Date 2019/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413206704
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夏休みになりましたが,東日本のわれわれとしては東医体の季節でもあります.すみません,西日本の先生方にとっては西医体ですね.なぜ小職が東医体を連想するかと言いますと,この春から医学部水泳部の顧問に就任したからです.小職は水泳部出身ではないのですが,大学の決まりとして教授職のみが部長および顧問になれるようで,前任の教授が退職して顧問が不在になったため,水泳部OBより小職に白羽の矢が立った次第です.その際の水泳部OBのコメントは,「昨年の東医体では優勝したクラブなので,ぜひお願いいたします」というもので,それを聞いてびっくりしました.と言いますのも,本学にはプールがないのです.「プールがないのによく優勝したな」というのが実感です.よっぽど外のプールを借りて練習したのでしょう.
先日テレビを見ていると,北海道や沖縄県出身者はカナヅチが多いということでした.北海道や沖縄県の人は海に慣れ親しんでいるものの,海は泳ぐ場所ではなく海辺でBBQをする場所であるようです.水泳の教育を行うのは主に小・中学校ですが,そのプール設置率の高い都道府県は東京都や埼玉県で,北海道や沖縄県は低いようです.小職は東京都出身ですが,小学校や中学校では夏の体育の授業は水泳であり,学校内の水泳大会に始まり区単位の水泳大会が毎年あった記憶があります.埼玉県に関しては,「海のない県であるため,海に行った際に他県に負けないように」と,埼玉県出身のタレントが冗談交じりに述べておりました.
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