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編集後記
近藤 幸尋
pp.680
発行日 2022年8月20日
Published Date 2022/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413207642
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人間というか,おじさん方の感性は,アメリカをはじめとした欧米も日本も変わらないようである.小職は,コロナ前は,海外出張の飛行機の上で映画を何本か見ていたので年間では10本ぐらいは観ていた.よって映画館に足を運ぶことはここ10年以上皆無であった.しかし映画を観に行こうという決断をしたが,おじさんおばさんの心を擽ったのは「トップガン」であった.前日である土曜日の夜にウェブ上で予約したが,日曜の昼間の部は大変混んでいたので,朝8時25分スタートしか予約ができなかった.それも2席隣り合わせの席はなく,離れた席を予約し出かけて行った.
その映画は,小職が医師に成りたての頃にヒットした「トップガン」の続編である.前作を観たあとに,アメリカ泌尿器科学会がサンディエゴで行われた際には後輩とトップガンカフェに出かけて行ったことを思い出した.あのKAWASAKIのバイクは続編でも健在であった.この「トップガン・マーベリック」の北米での累計興行収入が,2012年公開の「アベンジャーズ」を超えて歴代9位にランクインしたそうだ.その額であるが,6億2380万ドル(約842億1300万円)と桁外れである.日本でも大ヒットを記録しているが,累計動員は580万人で累計収入は92億円のようである.普段映画を観ないおじさんたちが,喜んで映画を観に行った結果である.このようにアメリカでもおじさんが中心の観客だったのでしょうか.
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