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編集後記
近藤 幸尋
pp.764
発行日 2018年8月20日
Published Date 2018/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413206374
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現在,「医師の働き方改革」が進められています.当院でも若い先生は当直後の手術や2日連続の当直などが制限されております.働き方改革を紐解いてみますと,厚生労働省のホームページでは,『わが国は「少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少」「育児や介護との両立など,働く方のニーズの多様化」などの状況に直面しており,こうしたなかで投資やイノベーションによる生産性向上とともに,就業機会の拡大や意欲・能力を存分に発揮できる環境をつくることが重要な課題』とあり,働き方改革は,『この課題の解決のため,働く方の置かれた個々の事情に応じ,多様な働き方を選択できる社会を実現し,働く方1人ひとりがより良い将来の展望を持てるようにすることを目指している』としています.現状の病院では,労働基準局を意識した超過勤務の解消が行われていますが,本来は働く人の個々の事情により多様な働き方が選択できることを目指しているわけです.
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