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編集後記
近藤 幸尋
pp.460
発行日 2021年5月20日
Published Date 2021/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413207260
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コロナ禍のなか,皆様いかがお過ごしでしょうか.このような状況下で,医学部の学生も大きな変化を経験しています.本学でも座学に関しては,国際認証のために行ってきたe-learningをフル活用し,対面講義を最少人数で行い,その動画を配信してきました.しかしながら,クリニカル・クラークシップの学生に関しては,厳しい日々が続いています.緊急事態宣言下では病院の面会も禁止にしている関係で,現6年生はスチューデントドクターであっても病棟や手術室などに入室できません.つまり,現5年生は4年次の秋にスチューデントドクターを授与されてから,病棟や手術室に一切入室できていないことになります.
これに関しては,リクルート活動に大きく響くため,外科系各教室から早期改善の要望が強く出ています.確かに泌尿器科においても,学生に実際のダ・ヴィンチのコンソールに座らせて術野を見せたりすることにより,最先端の泌尿器科を刷り込み,いざ研修医でも回ってきたら,実際にもっといろいろできる旨をアピールします.そうすることで,小職の医局では今年は6人の入局につながりました.「入局の宣伝」という意味では,2年連続でリクルートができないとなるとピンチです.
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