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編集後記
近藤 幸尋
pp.456
発行日 2014年5月20日
Published Date 2014/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413103599
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小職が泌尿器科医となった約30年前は,泌尿器科医が外国雑誌を毎月個人購読することもなく,『日本泌尿器科学会雑誌』および『臨床泌尿器科』は先輩に毎月泌尿器科医が購読すべき雑誌として紹介された雑誌でした。いつしか時は流れ学会も多くなり,それに伴って学会誌も増えており,海外の雑誌もWEB上で多くを読むことができるようになりました。それでも現在の若い先生においては『臨床泌尿器科』は有用な情報源であることには変わりありませんが,残念ながら必需品ではなくなってきているようです。
本年4月より,郡 健二郎先生および藤岡知昭先生の後任として私と小島祥敬先生が編集委員をさせていただくこととなりました。両先生のような重みはありませんが,唯一の違いは小島先生をはじめとした若さにあると思います。より若い先生の心をつかむ雑誌にしていきたいと考えております。心をつかむとは若い先生の必需品であるスマートフォンのように常に傍に置いて確認したい雑誌を意味します。高校野球などの世界では,古豪復活という言葉がありますが,この『臨床泌尿器科』において偉大な両監督を引き継いでの復活の道は厳しいとは思いますが,若輩ゆえにできるチャレンジをして,『臨床泌尿器科』が若い医師のスマートフォンの脇に置いていただけるように努力させていただきます。
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