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Clinical Report
チームで支えるアルコール依存症と注意欠如多動症(ADHD) ~現場の支援を支える医療~
田中 増郎
1
1藤田医科大学病院国際医療センター
pp.44-46
発行日 2016年8月10日
Published Date 2016/8/10
DOI https://doi.org/10.34449/J0078.04.02_0044-0046
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「はじめに」医療機関を受診するアルコール依存症患者の35~60%に精神科的併存症があると言われている1)。近年,発達症の概念も普及しつつあり,なかでも注意欠如多動症(ADHD)の罹患率は物質使用障害の患者で12.5%と,一般人口の3.4%と比較して高率であることが報告されている2)。これは,アルコール依存症を診るうえで決して無視できない問題と言える。今回われわれは,アルコール依存症とADHDの併存が認められた1つの症例について報告する。治療だけでなく,医療機関外の支援者にも発達症の理解を求めることで,地域生活への定着が可能となりつつある事例である(プライバシーに配慮し,状況の内容を一部改変している)。

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