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アルコール問題対策委員会の活動
新藤 利一
1
1アルコール問題対策委員会委員長,北海道大学医学部医学科6年
pp.42-43
発行日 2016年8月10日
Published Date 2016/8/10
DOI https://doi.org/10.34449/J0078.04.02_0042-0043
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「アルコール問題対策委員会の取り組み」母校の学生が急性アルコール中毒で亡くなったことを受けて,飲酒問題の当事者である学生が立ち上がらなければならないと思い,アルコール問題対策委員会を発足させました。実際の取り組みとして,急性アルコール中毒死に関しては,防止策を見つけるために学生を対象としてアンケート等を取り,飲酒事故防止を考える会を設けてきました。飲酒運転に関しては,飲酒運転ゼロを目指す啓発活動や「北海道飲酒運転根絶に関する条例」制定活動を行ってきました(写真1~4)。「北海道飲酒運転根絶に関する条例に関する活動記録」2014年の7月に小樽飲酒運転ひき逃げ事件が起きたことを受けて,飲酒運転根絶活動に取り組み始めました。北海道大学の学生も過去に飲酒運転による死亡事件を起こしており,同大学の学生として飲酒運転根絶への取り組みをするべき責任を強く感じました。飲酒運転に対する厳罰化が進むなか,飲酒運転事故件数が下げ止まりになっていることから,飲酒運転が起きる背景に着目した対策が必要だと考えました。
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