Japanese
English
手術
転位の強い,あるいは肩甲帯不安定性を伴う肩甲骨骨折の手術成績
Surgical outcome of scapular fracture with large displacement and/or overt instability
植木 慎一
1
,
杉岡 敏博
2
Shinichi UEKI
1
,
Toshihiro SUGIOKA
2
1呉医療センター・中国がんセンター,整形外科
2市立三次中央病院,整形外科
キーワード:
Scapular fracture
,
Floating shoulder
,
Operative indication
Keyword:
Scapular fracture
,
Floating shoulder
,
Operative indication
pp.1197-1202
発行日 2022年8月1日
Published Date 2022/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000002265
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要旨:肩甲骨骨折は全骨折中0.4~1%と比較的まれな骨折であり,また歴史的に保存療法が多く選択されてきた背景もあり,手術療法の報告は少ない。当院で手術を施行した肩甲骨骨折の治療成績について報告する。対象は肩甲骨骨折6例(体部骨折5例,関節窩骨折1例)で,うち3例は鎖骨骨幹部骨折を伴うfloating shoulder(FS)であった。手術適応は肩甲骨骨折の変形転位と肩甲帯の不安定性の両方を判断基準とした。肩甲骨単独骨折はColeらの基準により決定し,FS症例は肩甲骨骨折がColeらの手術適応を満たすものは鎖骨と肩甲骨両方の骨接合を,満たさないものは鎖骨のみ骨接合とした。最終観察時の平均可動域は屈曲156.7°,外転156.7°,外旋54.2°,内旋76.7°,平均JOA scoreは97.8点と良好な成績が得られた。肩甲骨骨折の治療には肩甲骨の変形転位と肩甲帯不安定性両方の改善が重要であり,その両方を考慮し治療することで良好な成績が得られた。

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