Japanese
English
臨床
テリパラチド週2回製剤の12カ月の治療成績
12-months clinical results of twice-weekly injections of teriparatide
新美 塁
1
,
中西 加菜
2
,
湏藤 啓広
3
Rui NIIMI
1
,
Kana NAKANISHI
2
,
Akihiro SUDO
3
1にいみ整形外科,整形外科
2同上,リハビリテーション科
3三重大学大学院医学系研究科,運動器外科学・腫瘍集学治療学
キーワード:
Teriparatide
,
Bone mineral density
,
Twice-weekly injections
Keyword:
Teriparatide
,
Bone mineral density
,
Twice-weekly injections
pp.1191-1195
発行日 2022年8月1日
Published Date 2022/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000002263
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要旨:テリパラチド28.2μg週2回自己注射製剤(以下;週2回製剤)の12カ月の治療成績を検討した。対象は週2回製剤を12カ月投与した例である。治療成績は腰椎,大腿骨近位部骨密度と骨代謝マーカー血清P1NP,血清TRACP-5bで検討した。12カ月後の腰椎骨密度は平均8.3%増加し,大腿骨近位部骨密度は平均1.3%増加した。腰椎は統計学的に有意な増加がみられた。大腿骨近位部に有意な変化は認められなかった。血清P1NPは治療開始1,4カ月後に有意に増加し,それ以降は有意な変化はみられなかった。そして12カ月後には開始時と同水準まで低下した。血清TRACP-5bは治療開始12カ月後で有意に低下した。週2回製剤の12カ月の治療成績は良好であった。
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