特集 FIT 陰性癌の特徴
〔話題提供〕FIT vs. 便中DNA 検査
永坂 岳司
1
1川崎医科大学臨床腫瘍学
キーワード:
免疫学的便潜血検査(FIT)
,
便中DNA 検査
,
大腸がん検診
,
スクリーニング
Keyword:
免疫学的便潜血検査(FIT)
,
便中DNA 検査
,
大腸がん検診
,
スクリーニング
pp.462-465
発行日 2019年9月20日
Published Date 2019/9/20
DOI https://doi.org/10.19020/INT.0000000402
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大腸がん検診のツールとして,便潜血検査(fecaloccult blood test;FOBT),なかでも,わが国で開発された免疫便潜血検査(fecal immunochemicaltest;FIT)は,対策型検診・任意型検診として強く推奨されている.一方,海外,とくに米国においてはFIT だけでなく便中に存在する腫瘍細胞由来のDNA を検出し大腸癌のスクリーニングを行う便中DNA 検査(stool DNA test;SDT)もFIT と併用して行うことが推奨されている1).SDT に関するデータはまだまだ不十分ではあるが,本稿では,SDT についてFIT と比較検討を行いながら,そのポテンシャルや今後の方向性を検討する.
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