特集 良悪性肝門部胆管狭窄への内視鏡的アプローチ
9.消化管再建術後の悪性肝門部胆管狭窄に対する内視鏡的治療
向井 俊太郎
1
,
糸井 隆夫
1
1東京医科大学臨床医学系消化器内科学分野
キーワード:
悪性肝門部胆管狭窄
,
術後再建腸管
,
バルーン小腸内視鏡下ERCP
,
超音波内視鏡下胆管ドレナージ
Keyword:
悪性肝門部胆管狭窄
,
術後再建腸管
,
バルーン小腸内視鏡下ERCP
,
超音波内視鏡下胆管ドレナージ
pp.1697-1704
発行日 2024年11月20日
Published Date 2024/11/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000003295
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以前は経皮的胆管ドレナージによる治療が主流であった消化管再建術後の悪性肝門部胆管狭窄に対して,バルーン小腸内視鏡下ERCPや超音波内視鏡下胆管ドレナージによる内視鏡治療が行われるようになってきている.いずれにおいても手技難易度が高く,どちらを優先的に行うかは症例に応じた判断が必要となってくる.超音波内視鏡下胆管ドレナージのほうが再処置は行いやすいが,右肝内胆管へのアプローチの難易度が高い.さまざまなテクニックやデバイスによる工夫が報告されており,これらを習熟して治療に臨む必要がある.
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